客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

JALウエイズ雇い止め問題

2010-08-30 17:18:17 | TOPICS JALグループ
真由美  JALウエイズの契約制の方が10月で全員解雇されると聞いたけど
      今まで一生懸命働いていた客室乗務員が突然・・!ひどすぎる話だわ!     

沙耶   乗員さんもと聞いたけど、何で関連会社の人までJAL経営破たんの
      犠牲にならないといけないの?

真由美  その中には、契約途中で解雇される方がいるとコメント欄にあって
      驚いたけど、それはやってはダメよね!  

沙耶   そう!契約期間が残ってる場合は雇い止めはやってはいけないわ・・。

真由美  期間満了の人なら整理解雇されても仕方がないの?

沙耶   日立メディコ事件では、解雇法理が適用されるとしても、雇用調整の
      場合は有期雇用者が最初に切られても仕方ないとされてるけど・・。

真由美  え~!? じゃあ仕方ないってこと?

沙耶   ところがね、三洋電機の判例では、使用者は「人員整理の方法及び
      程度につき慎重な考慮をすべきであり、雇い止めを回避すべく相当
      の努力を尽くすべきである」とされてるので、そこがきちんとなさ
      れてない場合はもの申せるということよ!

真由美  そうなんだ・・。

沙耶   とにかく自分ひとりで悩まないで、組合や弁護士に相談してほしい
      わ・・。航空連、客乗連でも労働・雇用相談を行っているので、
      活用してほしいとみんなに伝えてね。

  【 航空連・客乗連絡会の労働・雇用相談は、03-3742-3251
   です。平日の09:00から17:00の間、いつでもお電話下さいね 】


123便事故から25年・・・

2010-08-12 22:31:44 | TOPICS JALグループ
520名の方が犠牲になった日本航空123便事故から
25年が経ちました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、改め
て航空産業の基盤は安全であり、航空で働く者の責務は
重大であることを感じています。

25年の歳月を経て、今のJALの職場の現状はどうなって
いるでしょうか・・?

「安全第一」を国も経営者も唱えはするものの、現場を
見ずにかけ声だけになっていないか、危惧する声が大き
くなっている実態があります。

乗員の職場では、希望退職に百数十名が応じた事に加え
今後、整理解雇もありえるとの噂が流されています。
自分も職を失うのではないかとの不安で夜も眠れない
という方もいます。

客乗の職場では、以前からの監視ファイル問題、クルー内
を疑心暗鬼にさせるHTグレード(評価差別制度)など、人権
を踏みにじる職場施策に加え、契約制の雇用打ち切りという
問題も浮上しています。

整備の職場でも、ベテランが希望退職で大量に抜かれ、
技術面でも不安の声が出されています。

どの職場でも、安全をささえる労働者のモチベーションが
低下する中、皆それでも必死に安全運航を支えて頑張って
います。

かつて「JALアドバイザリーグループ」が出した提言の中
に、「安全を支えるのは従業員のモチベーションである」
とありました。

再度このことばに立ち返り、現場の人たちが安心して働き
続ける職場にしていけるよう、一層努力をしていきたいと
思います。

あの大惨事から25年・・、事故原因の究明も課題を残し、
再調査もされないままです。

これからも国や航空各社に訴え、乗客、国民の皆様にも、
現場の私たちの実態を知っていただき、ご理解を深めて
いただけるよう、努力していきたいと思います。

                     客室乗務員連絡会
                      事務局一同より