今年もあとわずかとなりました。
皆様はどこで新年をお迎えでしょうか・・?
12月3日から7日まで、航空連の乗員、整備、グランド
ハンドリングの方たちと一緒に、客乗連絡会から2名が、
米国の航空で働く各職場の実態調査に参加してきました。
(合計13名参加)
まずIAM(国際機械工・航空宇宙産業労働組合―組合員数
73万5千人)を訪問し、客乗に関してはここに加盟している
コンチネンタル航空の客室乗務員(組合員約1万人)の役員の
Carlaさんと質疑、意見交換しました。
次に、FAA(米国客室乗務員組合―21社の客室乗務員5万
5千人が加盟)の代表である Patriciaさん(UA出身)と質疑・
意見交換してきました。
①雇用について
米国では、日本のように契約制でしか採用しないという
雇用形態ではなく、全員約6ヶ月程の試用期間のあと、
期限のない雇用契約を結ぶそうです。定年制度は法律で
禁止されているそうで(差別にあたるため)、ナント!
勤続50年の客室乗務員もいらっしゃるそうです。
勤務時間の短いパートタイマーの客室乗務員はいますが、
「自分で選べる制度であること」「同一労働同一賃金で
あり、福利厚生面でも正社員と差別はないこと」が特徴で、
日本の契約制客室乗務員とは性格が違うものとわかりま
した。
②勤務について
大手の航空会社の「月間乗務時間制限」は、90時間まで
としているところが多く、小さなところでは、95~100時間
のところもあることがわかりました。
また、会社の規模にかかわらず、ほとんどの航空会社で65
~75時間の「乗務時間保障制度」があることがわかりました。
実際の勤務の実態は、今後交流を深めていく中でいろんな
詳しいことがわかってくると思います。
③評価制度について
最近のJALの「HTグレード」や、従来からあるANAの「EG
グレード」は、評価項目の客観性に疑問があり、「評価」自体も
人間が行うため、どうしてもあいまいで主観的になりがちです。
米国ではこのような、乗務経験を無視しチームワークを阻害
させる「評価制度」はなく、すべて乗務経験が優先する「セニョ
リティ制度」が確立されています。
スケジュールやポジションを選ぶのもセニョリティ順で、このため
ベテランになるほど労働負荷が軽くなり、長く勤められる要因に
なっています。日本とはおお違いですね・・・。
④・・・では、米国の客室乗務員の年齢層や勤続は?
JAL客室乗務員の平均勤続年数は、12.1年、ANAではたった
5.6年(05年度)ですが・・。
米国FAAの年齢構成は、30才以下が10%、31~60才までを
5才ごとに区切ってそれぞれ10~20%、61才以上が4%となっ
ていて、とてもバランスのとれた構成となっています。
(「客乗職は若くて文句言わないのが一番」「ベテランは
いらないよ・・」がホンネの日本の某航空会社とのあまり
の違いにびっくりだあ~~!!!)
皆様はどこで新年をお迎えでしょうか・・?
12月3日から7日まで、航空連の乗員、整備、グランド
ハンドリングの方たちと一緒に、客乗連絡会から2名が、
米国の航空で働く各職場の実態調査に参加してきました。
(合計13名参加)
まずIAM(国際機械工・航空宇宙産業労働組合―組合員数
73万5千人)を訪問し、客乗に関してはここに加盟している
コンチネンタル航空の客室乗務員(組合員約1万人)の役員の
Carlaさんと質疑、意見交換しました。
次に、FAA(米国客室乗務員組合―21社の客室乗務員5万
5千人が加盟)の代表である Patriciaさん(UA出身)と質疑・
意見交換してきました。
①雇用について
米国では、日本のように契約制でしか採用しないという
雇用形態ではなく、全員約6ヶ月程の試用期間のあと、
期限のない雇用契約を結ぶそうです。定年制度は法律で
禁止されているそうで(差別にあたるため)、ナント!
勤続50年の客室乗務員もいらっしゃるそうです。
勤務時間の短いパートタイマーの客室乗務員はいますが、
「自分で選べる制度であること」「同一労働同一賃金で
あり、福利厚生面でも正社員と差別はないこと」が特徴で、
日本の契約制客室乗務員とは性格が違うものとわかりま
した。
②勤務について
大手の航空会社の「月間乗務時間制限」は、90時間まで
としているところが多く、小さなところでは、95~100時間
のところもあることがわかりました。
また、会社の規模にかかわらず、ほとんどの航空会社で65
~75時間の「乗務時間保障制度」があることがわかりました。
実際の勤務の実態は、今後交流を深めていく中でいろんな
詳しいことがわかってくると思います。
③評価制度について
最近のJALの「HTグレード」や、従来からあるANAの「EG
グレード」は、評価項目の客観性に疑問があり、「評価」自体も
人間が行うため、どうしてもあいまいで主観的になりがちです。
米国ではこのような、乗務経験を無視しチームワークを阻害
させる「評価制度」はなく、すべて乗務経験が優先する「セニョ
リティ制度」が確立されています。
スケジュールやポジションを選ぶのもセニョリティ順で、このため
ベテランになるほど労働負荷が軽くなり、長く勤められる要因に
なっています。日本とはおお違いですね・・・。
④・・・では、米国の客室乗務員の年齢層や勤続は?
JAL客室乗務員の平均勤続年数は、12.1年、ANAではたった
5.6年(05年度)ですが・・。
米国FAAの年齢構成は、30才以下が10%、31~60才までを
5才ごとに区切ってそれぞれ10~20%、61才以上が4%となっ
ていて、とてもバランスのとれた構成となっています。
(「客乗職は若くて文句言わないのが一番」「ベテランは
いらないよ・・」がホンネの日本の某航空会社とのあまり
の違いにびっくりだあ~~!!!)