JF4CADの運用日誌2.5

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能勢妙見山御朱印巡り

2023-07-17 | 御朱印めぐり
能勢の妙見山に御朱印巡りに行ってきました。

妙見山へのアクセスは能勢電妙見口→ケーブルカー→リフトがありますが、先にご紹介の通り来年6月までにケーブルカーとリフトが廃止されます。かつては梅田や京都から路線バスがあったそうですが、路線短縮や廃止に見舞われ最後まで残った阪急バスも2019年に撤退していますから妙見山への公共交通機関はなくなることになります。

まだお参りに行っていなかったのでお参りに行ってみましょう。


妙見山は正確には日蓮宗眞如寺の境外仏堂です。大阪のほぼ北端にあたり、北極星の化身である妙見菩薩を信仰する霊場です。8世紀に行基がこの地に大空寺を創建したのが始まりで、のち986年に多田源氏の祖である源満仲が妙見菩薩を祀っています。

その後能勢の地は満仲の子孫を称する能勢氏が支配しますが、本能寺の変で当代の能勢頼次が明智方に付いたため領地を没収されます。頼次は備前の妙勝寺(岡山市北区の清輝橋交差点近くに現存する日蓮宗の寺院)に身を寄せていましたが、関ヶ原の戦いで家康方についた功で能勢の地を回復しています。頼次は能勢の地に戻ることができたのは日蓮の教えのおかげと考え、久遠寺21世の日乾を招き能勢町内に眞如寺を開き、さらに妙見菩薩を妙見山に祀り現在の形になります。

江戸時代になると開運の守護神として多くの参拝者を集め賑わいます。能勢氏は東京の本所に下屋敷を持っており、ここに妙見菩薩を祀ったことから現在も本所には妙見山の別院があります。


川西能勢口駅で「妙見の森フリーパス」を購入します。これ1枚で能勢電・ケーブル・リフトの全てに乗ることができます(妙見口-ケーブル乗り場までの阪急バスは別料金)。

リフトは風が通って快適です。

リフトを降りたところに大黒堂があります。大黒天を祀っている小さなお堂です。

見逃してしまいそうですが、御朱印を頂くのであれば必ずお参りしましょう。

妙見山では通常の御朱印の他に大黒堂など7ヵ所を回った人だけに授与される御朱印があります。以前は「鳴鐘の証」というスタンプカードにスタンプを押し、全部揃ったら御朱印を頂けたのですが、現在は新型コロナウイルスの影響でそれぞれのお堂にあるキーワードを集めて1つの言葉にして事務所で申し出る必要があります。忘れてしまいがちなのでスマホで撮影しておきましょう。

境内で目立つのはこの星形をした建物「星嶺」です。1998年に完成したガラス張りの建物で、以前は売店や郵便局が入っていましたが現在は閉鎖されているようです。

こちらが本堂にあたる開運殿です。この開運殿にもキーワードがありますから忘れないようにチェックしておきましょう。

大黒堂以外は固まって存在しているのでキーワード集めは比較的簡単です。集まったら寺務所でキーワードを言えば「結願の証」をもらえ、特別な御朱印を頂けます。

まずは通常の御朱印です。単に「御朱印をお願いします」と言えばこちらになります。

妙見山は日蓮宗のお寺ですから「御首題をお願いします」とお願いすれば御首題も頂けます。こちらが妙見山の御首題です。御首題を頂いている方は少ないみたいですね。

そしてこちらが「結願の証」を持った人だけがもらえる御朱印です。


そうそう、昔から妙見山の名物として親しまれているのがこちらの「亥の子餅」です。

大鳥居近くのお店で売っています。1個単位で買えます(120円)。「バス待合所隣」とありますがバスは廃止されていますので念のため。


ケーブルとリフトは冬期休業で、春~秋も水木が運休となっています。また妙見口駅とケーブル乗り場を結ぶ阪急バスも土曜運休になっているなどこの数年は日曜日くらいしか満足にアクセスできない状態になっています。

ケーブルとリフトは「来年6月まで」となっていますが、国土交通省が繰り上げ廃止を認めた場合にはそれより早く廃止される予定です。冬期休業をもって廃止となる可能性がありますから、お参りされる方は今年秋までの間をオススメします。


今回の御朱印情報です。
妙見山 3種を寺務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
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