JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

犬島・志々島移動運用報告②

2021-10-19 | 移動運用結果報告
4/11(土)新大阪→岡山→宇野→豊島→犬島→豊島→高松
それでは犬島に向かいましょう。

岡山の方なら上のタイトルを見て「えっ」と思うかも知れません。犬島へのアクセスは西大寺(東区)にある西宝伝から「あけぼの丸」への乗船が一般的ですが「そうではない方法」があるのです。

ベネッセが犬島をアートの島とし、3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭の会場となっているため、四国汽船が直島宮浦-豊島家浦-犬島の高速船を3往復運航しているのです。家浦へは宇野から小豆島豊島フェリーがありますから、上のルートがつながるのです。

宇野(08:40発) →家浦(09:05着) 
家浦(09:50発) →犬島(10:15着) 犬島在島時間2時間55分
犬島(13:10発) →家浦(13:35着) 豊島在島時間1時間35分
家浦(15:10発) →高松(16:00着)

最初の家浦での乗り継ぎ45分が惜しい気がしますが、これを直島宮浦接続にしても40分くらいしか島にいられずQRVできませんから止めておきます。

一方の西宝伝ルートは岡山駅前から臨時バスか西大寺バスセンター経由の両備バスとなり、間に合うのが11時発の船となるため(犬島11時10分頃着)豊島回りの方が約1時間早く島に着くことができます。帰りを考えるとこれが決め手となりました。


ということで「山陽新幹線直前割」で岡山へ。

岡山から宇野線で宇野に向かいます。

宇野に到着。次の豊島方面行きは旅客船のため浮桟橋から出航します。この浮桟橋、石島に行く時に使いましたね。石島ですが、宇野発のデマンド制定期船の時刻が変わり、宇野発は午後の2便しかなくなったそうです。平日のみですしさらに厳しくなりました。

「ひかり」です。元は四国フェリー所属で高松-小豆島土庄の高速船でしたが、小豆島豊島フェリーの「マーレてしま」と交換トレードで移籍しました。1994年に今はなき三保造船所で建造されており、そろそろ引退でもいいはずで、土庄でだぶついている高速船を譲ってもらえないのでしょうかね?

9時5分に豊島家浦港に到着。40分しかなく、設営と撤収にそれぞれ15分かかることを考えるとQRVは無理です。港にある豊島マルシェで島のミカンが出ていればと思って覗いたもののまだでした。

いよいよ四国汽船で犬島に向かいます。このルートは瀬戸内国際芸術祭の臨時航路として始まり、好評だったので定期航路になったものです。ただし豊島・犬島のアート施設が閉館している日はその島には行かないことになっています(両方閉館だと欠航)。今日は両方とも開館日なのでこの乗り継ぎが成立します。

「サンダーバード」が来ました。豊島で下船するお客が多く、犬島までは10人ちょっとでした。犬島の西を回り込んで港に到着です。

犬島がアートの島になるまでは人口40人ほどでしたので、港も大きくはありません。

犬島の集落は港付近にあり、南に抜けると海水浴場があります。

ここはこの季節誰も使わないのでぴったりです。目の前に豊島・小豊島・小豆島が広がり、その奥に屋島の特徴的な姿も見えます。犬島は岡山藩の海上防衛の拠点であったとされますが、なるほど浜から全部見えますもんね。

アンテナを設営し10時45分ににスタート。伸縮ポールが斜めになっているのは柱が斜めだからですhi

最近はブログの予告やtwitterを読んで頂いている方が増えてきまして、スタート早々からコールが集まります。有り難いです。

よく開けているのか7~6エリアあたりまでオープンしているようです。大票田の1エリアはもちろん、比較的離島を集めている局の多い4・6エリアも強いのでどんどん呼ばれます。スタート30分で28局、60分で53局といいペースです。

犬島からのQRVはしばらくなかったので「犬島ファーストです」の声も多いです。中には対岸の宝伝までモービルで来られてコールされた局もいます。

絶好調なのですが気がかりが。12時からJAGのQSOパーティがあります。今年からコンテスト形式に変わっています。今までは「59一般」を送ってあげれば良かったのですが「59+X001から始まる通し番号」だそうです。コンテストをこれ以上増やして欲しくない、むしろ集約して参加局を集中させることが活性化につながると思っていますので困りものです。「コンテストは長時間バンド占有する行為」であることは忘れて欲しくありません。

12時前になるとコンテストに出る局が増えてきたのかバンドがざわつき出てくる局がさらに増えます。その分QRMが出たりでペースが落ちてきました。

豊島行きの船は13時10分発。12時30分過ぎで終了とします。乗り遅れないようアンテナを片付けましょう。犬島からは102局でした。


撤収し港に戻ってきました。

豊島行きの乗船券はこの黒いビジターセンターで発売しています。精錬所跡地の見学チケットやお土産を売っており、ちょっとしたカフェもやっています。既に学校は閉校となっており、平均年齢が70歳を超える犬島ですから、恐らく本土側からスタッフがやってきているのでしょう。

庭も開放的でいい感じです。ベネッセは直島をアートの島としましたが、直島だけでは限られるため豊島・犬島にも美術館を置き回遊できる形としました。この3つを全部見て回るには日帰りでは厳しく、どこか(島または宇野か高松)に泊まることになります。このため宿泊や飲食も巻き込んだ島おこしとなっており、3つの島にとっては嬉しい効果が出ているようです。

帰りのサンダーバードがやってきました。乗り遅れないように乗船しましょう。今回はここまで。続きます。
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