JF4CADの運用日誌2.5

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熊本御朱印巡り②

2022-05-15 | 御朱印めぐり
熊本御朱印巡り、後半をご紹介します。

桜町のバスターミナルに戻り、バスで藤崎八旛宮を目指します。藤崎宮バス停を下車すると大きな鳥居が見えてきます。さらに先の方に立派な門が見えてきました。

藤崎八旛宮は熊本の総鎮守で、935年に朱雀天皇の勅願により現在の藤崎台球場のあたりに石清水八幡宮を分霊し創建されました。その後1542年に後奈良天皇が手がけた宸筆額に「藤崎八旛宮」とあったためこの名前を名乗るようになっています。

後奈良天皇は1526年に即位していますが、戦国時代のため即位の礼を行う資金がなく今川氏や大内氏の資金援助でようやく行われたそうです。また後奈良天皇は能筆で知られ、書の返礼を受けることで朝廷の財政をやり繰りしていたそうです。

その後加藤清正や肥後細川家の庇護を受けて栄えるものの西南戦争で焼けて1878年に現在地に移転、市街を練り歩く秋の例大祭で知られています。

藤崎八旛宮の御朱印です。


水道町まで戻り、都会の目立たない片隅に手取天満宮があります。

こちらの鳥居が目印になります。

1650年頃に熊本藩士の平井勘右衛門正恒が自宅の井戸から天神像を見つけ、祠ったことが創建とされています。その後近隣町内の氏神となり、熊本空襲の戦災を逃れて今に至ります。とはいえ熊本地震では鳥居が損壊したそうです。小さな神社ですが、都市化された周囲にひっそり溶け込んでいます。

手取天満宮の御朱印です。


市電に乗りましょう。

水道町の電停からは熊本駅に向かうA系統と上熊本駅に向かうB系統があります。B系統はA系統の半分程度しか運転されていませんが古い町並みの中を走ってゆきます。

熊本市電特有の鳥獣持込み固くお断り警告。夜には電球で照らされます。

しばらく乗って本妙寺入口電停で下車します。「入口」とあるものの坂を1km以上進まないとたどり着けません。ようやく本妙寺に到着です。


本妙寺は日蓮宗の寺院です。山科にある本圀寺の末寺(六条門流)で、六条門流では九州の最高格のお寺です。元々は1585年に加藤清正が父の清忠の菩提を弔うために大阪に創建したお寺です。清正は熱心な法華の信者で、旗印は「南無妙法蓮華経」であったそうです。

その後清正の熊本入りに伴い熊本に移転、1614年には清正の墓(浄池廟)に近い現在地に移転しています。のち神仏分離で加藤神社ができています。なお東京の浜町にある清正公寺はこちらの別院だそうです。

お寺の上にの方には加藤清正の像が建っています。このように清正と言えば武勇のイメージがありますが、実際には内政を得意としていたようです。

清正像からは熊本の市街がこのように見えます。浄池廟に眠る清正は熊本城より高い位置からにらみを利かせていますが、さすがの細川家も清正への信仰が厚い庶民への配慮から見下ろされることを認めていたようです。

本妙寺の御首題です。

今回の熊本御朱印巡りはここまで。まだまだ市内には御朱印を頂ける寺社があります。町歩きを兼ねて回っても面白いと思います。


今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
山崎菅原神社  1種を社務所で授与。500円。
熊本県護国神社 2種を社務所で授与。
加藤神社    1種を社務所で授与。500円。オリジナル御朱印帳あり。
熊本大神宮   1種を社務所で授与。書き置きのみ。
熊本城稲荷神社 1種を授与所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
藤崎八旛宮   1種を授与所で授与。
手取天満宮   1種を授与所で授与。不在の際は境内自宅の呼鈴を。
本妙寺     1種を授与所で授与。
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