5/23(木) 那覇→南大東→北大東(続き)
那覇からの便は予定より10分くらい遅れて何とか南大東に到着です。これで南大東閉じこめはなくなりました。この便が北大東行きになりますが、北大東行きも条件付き運航です。着陸できない場合は那覇もしくは宮古空港に向かうそうです。
飛行機に乗りましょう。この便も満席です。以前はガラガラだったので随分多く感じます。
南大東を離陸し北大東を目指したものの、北大東空港の上空は低い雲があります。何度かタイミングを狙ったようですが結局諦めて高度を上げてしまいました。機長からは「もう一度着陸を試してみます」とのこと。
再チャレンジで南大東空港上空からアプローチします。南大東空港ははっきり見えるものの北大東は相変わらずダメ。さっきよりは滑走路が見えるようになりましたがなかなかクリアになりません。機内には「ダメなのかな~」という空気が広がります。
それでも機長は粘って一瞬のタイミングを見極め、離陸から40分近くかかってようやく北大東に着陸しました。ホントに厳しいフライトだったと思います。機内にほっとした空気が広がる中、プロペラが停止し到着です。
雲の切れ間とはいえ弱く雨が降っています。
宿から迎えが来ていました。荷物を受け取り宿に向かいましょう。空港は島の東端にあり、10分少々で到着しました。
2泊お世話になるのは村営のホテル「ハマユウ荘」です。朝夕2食付きでお願いしています。部屋に入り、荷物をあけてバッテリを充電します。充電中に荷物整理をやっておきます。
北大東は南大東と同じくサトウキビの栽培を主産業としています。物流に時間とコストがかかるため他の作物では勝負にならず、製糖すれば長期保存のきくサトウキビが島を支えています。収穫期には人手が足りないくらいで完全失業率はほぼ0%だそうです。こんな島ですので観光に対しては熱心ではなく、宿泊施設を村営でということになったようです。
部屋はツインのシングルユースです。コンクリート打ちっ放しでなかなかいい感じの部屋です。部屋に冷蔵庫がないのが残念ですが離島なので致し方ないでしょう。
雨は上がりました。この時期大東地方の日没は18時30分頃ですからまだ余裕があります。宿に許可をもらい、展望台で18MHzのアンテナを上げてみました。
宿の展望台からは幕(ハグ)がよく見えます。集落の向こうに見える壁のような山が幕です。南大東ですと幕が海岸線にありほぼ島全体が幕の中にありますが、北大東は幕が内陸寄りで、海岸線までは緩やかに下り坂となっています。幕に囲まれて海は見えません。ぱっと見ても絶海の孤島とは思えないです。
17時40分に北大東スタートです。18MHzはちょうど夕方のオープン中で早速パイルになります。1エリアと7エリア中心で開いています。逆に西日本からはほとんどコールがありません。それでもさすがに大票田の1エリアが開いていますからどんどん呼ばれます。スタート30分で30局です。地上高が確保できましたし、Condxも悪くないようでよく飛んでいます。
18時に役場のチャイムが鳴りました。沖縄では役場のチャイムが沖縄民謡というパターンが多いのですが、大東は違うようですね。
18時30分を回って日暮れの時間になり、雨もぽつぽつしてきましたから引き上げることにしました。ほぼ1時間で終了。北大東からは18MHzで60局でした。
夕食は施設内のレストランで。これから明後日までお世話になります。
泡盛が置いてあったので聞いたら飲めるとのことで頼みました。水割りジョッキ1杯で500円。なかなか豪快でした。
料理も負けず劣らず豪快で、カツ煮に豚汁、ラフテーと豚肉三昧ですHi 腹一杯になりました。
また雨が降ってきました。次第に激しくなりBSのロッテvs阪神も時々画像が途切れてしまいます。仕方ないので寝ることにしましょう。
ベッドサイドには「おじゃりやれ」とあります。これは八丈島の方言で「ようこそ」です。大東の開拓が八丈からの移民をルーツとしていることをよく表しています。快適な部屋で寝ることができます。おやすみなさい。
本日は南大東・北大東あわせて18MHzで60局、21MHzで82局、50MHzで95局の計237局でした。たくさんの方に呼ばれました。ありがとうございました。