沖縄移動で呼んでいただいた各局のアンテナをご紹介し、18/21MHzではダイポール、50MHzが6エレ八木の使用局が多いとの結果が出ました。50MHzではパイルを一発では抜きにくいものの2エレでも何とかなりそうですが、アパマンの局を中心に「2エレでも設置が難しい」という局も多いと思います。何かヒントになるかと思い情報を集めてみました。
まずは技術面の記事で定評のあるJI1ANI局のブログに50MHzのアンテナに関して面白いレポートがあります。
記事の内容を超要約しますと、
・ベランダのホイップを短縮V型ダイポールに変えるとSが上がった
・V型DPは2/3前後に短縮されたものながら全方向でホイップをしのぐ性能だった
・ベランダの手摺りの水平突き出しホイップだとかなり垂直偏波成分が多いのではないか
ということだそうです。
JI1ANI局のV型DPは自作でしたが、メーカーからもいくつか出ています。例えば、第一電波のHFV5なんかが典型的な例です。50MHzでは使用できませんが、RadixのRD-Vシリーズなども同様に使えそうです。RD-Vシリーズはエレメントの長さは片側約2.5mで、角度を90度にすることで幅を3.65mに縮めることができます。
また、2エレではRadixのRY-62があります。このアンテナはエレメントの角度が90度で、幅は2.18mとかなり抑えられています。このアンテナには突き出し用の補助ブームRBS-1200がオプションとして用意されていますので検討の価値があると思います。
地上高が稼げるのであれば2エレでも十分かなぁと思います。
7MHzなどはよほどの敷地と財力が無いと無理ですが、
50Mhzなら何とでもなりそうです。
ただ当方は仕事のついでの移動運用のため、鞄に入る物だけの装備です。
以前ブログのお仲間からおしえていただいたのですが、
ホイップをうまく組み合わせて2エレで運用ができるとか、、。
当方レベルはその程度でしょうか。。
残念ですがそうとも限りません。各バンドで特性が違いますから、標準となるアンテナは異なります。UHFなんかでは(目的によりますが)この程度では標準以下になります。そこが難しいところだと思います。
八木、、と比較的否定的でしたが、ホイップでの限界点を知った移動でした。
50MHzは開けているあの状況での運用イメージでしたので、アンテナがあればつながる、、と。
開けていない場合、グランドウェーブの距離はアンテナ次第。。
勉強になります。
機材に制約があるのでしたらある程度バンドを絞るのも手ではないでしょうか。WIMさんはたくさんのバンドを用意されていますが、個人で運用時間が限られるのなら準備したバンド全てで十分にQRVするのは難しいのではないでしょうか。季節や場所によって最適と思われるいくつかのバンドに絞るかわりに選んだバンドのアンテナを充実させるのも一つの手だと思いますよ。
毎回新たな知見を得られ、ありがたく思います。
たしかに21,50はよほどのことが無い限り内地との交信は難しいように
思われます。
それならば、バンドを絞り運用した方が、各局のため??
移動運用の目的の一つである、多くの局との交信が達成されるものと考えられます。
この辺も勘案しつつ、明日以降の運用に生かしたいと思います。
まずは7,中心で、夜間は3.5でしょうか。
バンドを絞り込むことをお勧めする理由のもう1つは「1つのバンドで使う時間は案外長い」からです。準備を終えCQを出しても最初は空振り続きです。ポツポツと呼ばれはじめ、やがてクラスタに載るとパイルになり、一通り呼ばれるとコールが途切れて終わりというのがパターンだと思いますが、この一連で最低でも1時間はかかります。大きなパイルですと2~3時間はそのバンドに釘付けになります(嬉しいことですが)。意外と時間がかかりますから、1人ではそれほど多くのバンドにかかれないのではないでしょうか。
となれば有望なバンドに絞ってその代わりアンテナを飛ぶものにしたほうがより多くの局とQSOできるんじゃないかと思っています。