JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

プリアンプは効果があるの?

2013-02-21 | JF4CAD技研

先の関東UHFコンテストで受信アンプを使ったことをレポートしましたが、効果があるのかお問い合わせを頂きました。



 
一般的にUHFのプリアンプはアンテナ直下に設置するのがベストとされます。これはNF(雑音指数)を改善する目的があります。



同軸ケーブルとかで発生するロスにより欲しい信号が減衰する一方、リグ内部などで発生するノイズはあまり変わらないことから同軸ケーブルで減衰すればするほどNFが悪化します。一方でアンテナ直下にローノイズのプリアンプを置けば目的信号が増幅されますのでNFが改善する、との論法です。ノイズまじりの信号を増幅してもノイズまじりのまま、アンテナ直下のピュアな信号を増幅すればはっきり聞き取れる、と思って頂ければいいと思います。



実際にEMEではプリアンプによるNF改善が必須ですし、国内のDXでも威力を発揮すると言われます。



 
それではリグ近くに設置する卓上プリアンプには効果がないのか?と言うことになりますが結論から言うとそれなりの効果を得ることができました。特にスケルチが開くか開かないかのFMの弱い信号はプリアンプで聞き取りやすくなりました。コンテストの場合、聞き取りやすいとQSOレートが上がりますので私は効果があったと思います。もちろんアンテナ直下だとさらにいいんでしょうけどそこまでが必要なアンテナを使っていませんから無理しなくてよいでしょう。



近隣周波数に強い局が出たことによって生じる飽和とかが心配されるものの、今回はこうした現象は起きませんでした。



 
今回のように430MHz一本に絞る、といった場合には使える存在かなぁと思っています。問題は3エリアには430MHz一本に絞ることができるようなコンテストがほとんどない、ということ、市販の卓上型プリアンプが入手困難になっていることだろうと思います。



ハンディ機用のプリアンプ付きパワーアンプとかですら今は中古品でないと入手が難しくなりました。M57788とかのパワーモジュールが手に入らないからなんでしょうね。



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