JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

「日本の銘酒アワード」が2023年1月からスタート

2022-11-26 | シャック便り
「歌碑アワード」を展開していたぷくぷくハムクラブが新アワード「日本の銘酒アワード」を始めるようです。詳細はこちら

国内にある日本酒・焼酎(税法上焼酎の一種である泡盛含む)の蔵元が1,678箇所の778市区町村とQSOするというルールです。期間は2023年1月1日から2024年12月31日までだそうです。


よくあるリスト形式のアワードですが、リストを確認すると「あまりにもリストが粗雑」という印象を受けます。というのも、
・既に廃業した蔵元が残っている
・何年か前に所在地を移転した(対象市区町村)蔵元が古い所在地のままリストされている
・誤字脱字多数
という問題があります。

日本酒の蔵元は後継者不足や需要低迷で年数軒廃業し続けており、元ネタのリストが古いためにこのような問題が起きていると推定されます。廃業蔵元が残っている、移転しているのに古いまま、というのはアワードにとって致命的問題です。

例えば私が良く知っている沖縄県では46の蔵元が登録されていますが、所在地が異なるミスが1件、蔵元と所在地等がごちゃ混ぜになっている例(*)が1件、誤字脱字が11件あります。移転した蔵元には誤字があるので全46箇所中計12件(26%)の間違いがあります。さらに糸満市の「まさひろ酒造(まさひろ)」が抜けています。

所在地違いとごちゃまぜ、リスト漏れは決定的なミスで、早急に修正しないとアワードが混乱します。沖縄県だけでこれだけのミスがあるのですから、全国で一体いくらあるのか・・・

こういうリストの間違いはアワードの信頼性を大きく落とします。人間のやることですから0.5%くらいの間違いは出る可能性がありますが、26%ではあまりにも多すぎてこのままではダメだと思います。まだ時間がありますから、一旦リストを取り下げてメンバーで分担して調べ直すべきだと思います。

(*)「龍泉ブルー」が名護市の「やんばる酒造」の酒になっていますが、「龍泉酒造(名護市) 龍泉ブルー」「やんばる酒造(大宜味村) まるた」が正解。このため本来対象地のはずの大宜味村が欠けている。


【追記】上記沖縄県の致命的なミスは解消されたみたいですが、依然として他県でも廃業蔵元が残っている、誤字脱字多数という問題があります。アワードが完成できない致命的ミスが残っている可能性も否定できず、間違いに気付かれた方は修正の依頼を出した方がいいと思います。
コメント (4)
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