JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

香川移動運用報告③

2022-11-01 | 移動運用結果報告
10/30(日)高松→詫間→志々島→詫間→丸亀→神戸
今日は三豊市の志々島からQRVし、丸亀発の高速バスで神戸に戻ります。志々島もリクエストを頂いていました。

志々島行きの船は芸術祭の会場となっている粟島行きの須田港とは異なり宮の下港からになります。なので芸術祭の影響はなさそうです。

瓦町駅から琴電で高松築港に向かいます。

この電車、元京王の電車ですが行き先表示がLEDです。まだ使うつもりなのでしょうね。ちなみに1969年製造で53年経過しています。高松からマリンライナーで坂出へ、ここで普通に乗り換えて詫間を目指します。

詫間駅に到着。元のキヨスクの跡地に臨時の芸術祭案内所ができていました。詫間からは徒歩で宮の下港を目指します。約25分の歩きです。

宮の下に到着。「あしま」が待っています。この船は志々島経由の粟島行きですが、さすがにそれを知る芸術祭目当てのお客は少ないようです。14人のお客を乗せて出航です。

宮の下(08:30発)→志々島(08:50着) ※志々島滞在時間2時間40分
志々島(11:30発)→宮の下(11:50着) 

志々島に着きました。いいお天気です。

いつもの桟橋近くで設営します。

海に突き出るので海面反射が使えて強い電波になります。意外と効果があるようです。9時5分にスタート。近場の3~6エリアはもちろん、まだ8エリアも狙える時間帯ですから8エリアからもコールがあります。CondxがFBで59+で聞こえる局が多いです。

早いタイミングからコールが集まって快調です。「来週沖縄でもよろしくお願いします」と付け加えて進めます。

しかしながら40分あまりで一旦コールが途切れのんびりペースになります。どうやら遠距離は開かなくなったみたいですね。

帰りの船の時間を考えると11時過ぎが終了のタイミングとなります。twitterでお知らせするとなぜかまた呼ばれるようになります。JIAでは最後の志々島移動のはずですから、最後はショートでどんどん数をこなしてゆきます。

呼ばれなくなった11時5分で終了。急いで片付けましょう。志々島からは92局でした。


帰りの「あしま」が志々島に到着。幸い芸術祭のお客はほとんど乗っておらず満席で断られることなく乗船できました。芸術祭のサイトにも宮の下や志々島の発着時刻が記されていますが、現地では須田発着で案内しているからでしょうね。


宮の下に戻りました。次の電車まで1時間くらいあるのでお昼のうどんを食べて詫間駅に戻りましょう。

こがね製麺があります。こがね製麺はかけうどんをメインにしているのでかけうどんに。

こがね製麺は1玉が小、2玉が中なのですが、新たに1.5玉もできるようになりました。小+50円で分量もちょうどいいです。


電車に乗って丸亀へ。13時7分着で13時17分発のバスに間に合います。丸亀発のバスはお客が少ない上に速いので快適です。

車内では松田聖子さんのアルバム「Pineapple」(1982年5月)を聴いてみます。前作「風立ちぬ」で喉を痛めてしまい、当初の伸びやかな声を失ってしまった聖子さんですが、呉田軽穂さん(松任谷由実さんの変名:以下面倒なのでユーミン)を作曲に迎えキーを抑えた形で作られた「赤いスイートピー」が大ヒットします。こうして「ニューミュージックの歌を歌うボーカル」としての形が完成されます。

「呉田軽穂」というペンネームは「赤いスイートピー」の作曲を引き受ける際に「ユーミンだと知られなくてもいい曲であれば売れる」というユーミンの考えから付けられたペンネームです。ユーミンはアイドルが嫌いだったことが知られており、その影響も考えられます。ただユーミンは聖子さんの歌唱力を認めていて「自分以外で歌の上手い歌手」として聖子さんの名前を挙げています。「呉田軽穂」の変名ですが、編曲にご主人の松任谷正隆さんが実名でクレジットされていますから、正体がユーミンだとすぐバレてしまったようです。ただご本人はこのペンネームを気に入ったのかその後も使っているみたいですね。

この「赤いスイートピー」に続きユーミンが作曲した「渚のバルコニー」をメインに来生たかおさん、原田真二さんを新たに起用しています。

1曲目の「P・R・E・S・E・N・T」は来生さんの作曲で、初夏らしい瑞々しさがある曲です。2曲目は原田さんの「パイナップル・アイランド」で一気に夏らしさを盛り上げています。ちなみに曲中の水音は大村雅朗さんがスタジオで水を流して録音したそうです。さらに来生さんに戻して「ひまわりの丘」でしっとりさせ、財津さんの「LOVE SONG」でつないだらユーミンの「渚のバルコニー」でA面を締めるというものすごく贅沢な作りです。

1982年は中森明菜・小泉今日子・石川秀美・堀ちえみ・早見優さんなど錚々たる面々がデビューした当たり年ですが、聖子さんは「Pineapple」で貫禄を見せつけている感じもします。これだけの作家陣を起用できる新人アイドルは誰もいなかったのも確かです。

B面は2曲目に「レモネードの夏」を入れているのが面白いです。この曲は「渚のバルコニー」のB面で、こちらもユーミンの作曲です。プロデューサーの若松さんはシングルのB面曲をアルバムに入れない方針でしたが、アルバムのコンセプトに合うこの曲を例外で起用しています。

この「Pineapple」、同じ年の10月1日にCD盤が発売されています。この日は世界初の音楽CDが発売された記念すべき日で、世界で50タイトルがリリースされています。それらの中では大瀧詠一さんの「A LONG VACATION」が知られていますが、聖子さんの「Pineapple」も名を連ねています。つまり「世界で初めてCDを出したアイドル」だったのです。キャンディーズや山口百恵さんのCDも発売されましたが既に引退しており再編集ベスト盤、一方の聖子さんはベストアルバムではなくオリジナルアルバムを出してきたところがすごいです。

デビュー当初のフレッシュさは少し失われていますが、ユーミンや来生たかおさんなどの曲がバランス良く散りばめられ、「捨て曲(数あわせのための曲)」がありません。聖子さんもこれらの歌を歌いこなしており間違いなく名盤だと思います。聖子さんを聴き始めるならこの「Pineapple」を手始めにしてもいいと思います。


阪神高速の渋滞で遅れ、16時27分に三宮到着です。帰宅しましょう。


2日間合わせて210局でした。次回香川は11月に予定しており、JIA対応の香川からの離島移動は次回で終了の予定です。
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