JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

香川移動運用報告③

2019-07-10 | 移動運用結果報告
7/7(日)高松→女木島→高松→神戸
今回の主目的である6DにQRVしたいと思います。今日は晴れて暑くなりそうとのこと。女木島に行きましょう。女木島行きの始発は8時。7時過ぎに宿を出れば十分間に合います。宿で朝食を食べて引き払います。

今朝もトライアスロン大会のおかげで始発から昼前頃まで高松駅方面のバスが運休しており電車のみとなっています。普段は乗らない琴電で高松駅に向かいます。琴平線と長尾線の電車が築港まで行きます。

ちなみにサンポート高松トライアスロン大会は昨年は西日本豪雨に巻き込まれ中止になっています。既に設営を終えていたため参加費は払い戻されなかったとのことで、用意されていた飲み物などは避難所に持ち込まれたそうです。

高松築港駅に到着。元京急の電車ですね。

高松駅の横にあったスーパーは解体されてしまいました。

コインロッカーに使わない荷物を預け、コンビニでおにぎりを買って「めおん2」に乗り込みます。

20分で女木島に到着。バスの切符を買って鬼ヶ島観光自動車のバスに乗りましょう。

今日はこのバスが駐機しています。「香川22い11」の1982年式日野レインボーです。ここのバスでは現在「香川200あ203」となっている錆び錆びの日野レインボーが有名ですがあちらは84年式なのでこっちの方が古いんですね。冷房がないため今日は予備車のようです。


バスは頂上近くまで上がってくれますから楽ができますhi50MHzの3エレと24KGを上げましょう。

向こうの山にあるのは日蓮宗の開祖・日蓮の像です。

京都にあったお寺が所有していた像で、香川の業者が引き取ったものの恐れ多くてスクラップにできず、1937年に縁あって女木島に鎮座することになったのだそうです。戦時中に金属供出の対象となりましたが島民から「仏罰が当たる」と反対が出て残されることになりました。香川県では昨年御首題を頂いた宇多津の本妙寺にある日蓮像も供出を免れた歴史を持っています。回収に向かった県の職員が途中で体調を崩し翌日に延期されたところ終戦となって中止されたのだそうです。

日蓮宗は布教の歴史から千葉・鎌倉・京・備前などに信徒が多いのですが、弘法大師の故郷・讃岐は言うまでもなく真言宗のお寺が多く、日蓮宗のお寺は僅かしかないため岡山など近県の信徒が下草を刈ったりしているそうです。

今回は展望台の階下に機材を置き日除けとしています。ビームを変える際はいちいち階段を上がることになりますが快適さは段違いです。実際のところビームは北北東に固定しておけば7・8方面のEs、2・3エリアが入感しますから問題なく、たまに西南西にして瀬戸内海西部を狙うくらいです。


9時に50MHzでスタート。まずは東方向で聞こえている局を拾えるだけ拾います。

Esが出ており8エリアばかりが聞こえています。下手にEsやScが出てしまうと5Wでは太刀打ちできずお手上げになってしまいますが、今年は2017年ほどの強力なEsではないので助かっています。17年は50.450近くまで8エリアで埋め尽くされ、向こうはほぼ全国聞こえていたようです。今年は1エリアなども聞こえているみたいですが、やや西日本の方が強いみたいで1コールで取ってもらえるケースもありました。何度コールしても1エリアの壁に阻まれる局は後回しにしておきます。5Wでは太刀打ちできないです。

10時前からはEsがやや弱りGWの局が良く聞こえるようになります。岐阜や愛知の移動局がはっきり聞こえ、呼んだら取ってもらえます。「Pですか?」と驚く局もいます。

さらには瀬戸内ビームで大分の移動局もQSOできますし、茨木の竜王山では聞くことができない富山の局もQSOできました。急斜面で瀬戸内海に落ち込む女木島は東西方向の海面反射が理想的な状態で使え、屋島よりも有利だと考えられます。南北方向は海面反射の恩恵を受けにくいですが南は高知だけ、北も岡山だけ(鳥取はいませんから)ですから事実上問題ありません。定期船やバスの時間で13時前までしかできない制約があるもののとんでもない移動地です。小豆島の山の上とどっちが強いか確かめるため一度小豆島から出てみたい気もしています。

依然として8エリアのEsが開いているものの聞こえる局が少なくなりバンドが落ち着いてきました。CQを出すと逆に8からも呼んできます。「やっと香川が埋まりました」という局が結構多いです。愛媛のJA5RCT局をはじめ徳島や高知にもビッグガンがいますが香川だけはいないので香川が埋まらない局が結構多いですよね。


一方144/430MHzは局が聞こえてきません。コンテストでお世話になっているJF2KRH局が岡山県内から出ていますが「144/430が誰もいないので出られませんか?」とお願いされる状態です。地方のV/Uは壊滅状態ですね。来年から取りやめてもいいのかな、と思うくらいです。

軽いお昼は「たこめし」のおにぎり。こんなのあったんですね。あまりタコの香りはしませんでした。

12時を回ってもEsはしぶとく発生しています。106(石狩)中心ながら新しい局も出てきます。向こうも3~5エリアくらいしか開いてないのか1回のコールで取ってもらえることが多いです。昨日の直島なんか何も聞こえなかったのにね・・・


12時40分で終了し撤収しましょう。本日は50MHzで85局、144MHzで3局、430MHzで2局の計90局でした。

今年も8エリアのマイナーなマルチに移動した局が優勝なのかな、と思いました。6Dはこの勝ちパターンで固定されています。大量のマルチを8エリアに設定していることが理由であり、道南・道央・道北・道東の4つに減らしてゲームバランスの改善をすべきだと思います。


帰りのバスに乗り13時20分発の「めおん2」で高松に戻ります。冷房が効いていて涼しかったです。13時40分に高松港に到着。高松からはいつも通り高速バスの利用です。次のバスは14時15分発の4社連合・西日本JRバスです。

急ぎ冷たいうどんを食べましょう。駅前のめりけんやです。

冷たいぶっかけうどんと竹輪天+さつまいも天です。

昨日の「冷かけ」とはダシの色が違うことが分かっていただけると思います。ホテルの朝食にも讃岐うどんがあり4食全部うどんでしたhi

あとは駅のコンビニでお酒とおつまみを買いバスに乗ることにします。スーパーだと保冷用の氷がもらえますがコンビニだともらえないので早めに飲まないとぬるくなりますね。高松駅のスーパーがなくなったのは痛いです・・・


帰りのバスの中では面白い音源を聴いてみます。深田恭子さんの「最後の果実」とaiko姉さんの「あした」です。深キョンの愛称で知られる深田さんは10代の頃(1999年)にデビューシングル(兼今のところ最後のシングル)を出しており、それが「最後の果実」です。この曲はaiko姉さんのデビューシングル「あした(1998年)」を手直しした曲で、聴き比べると非常に面白いです。

10代の女優さんと20年以上第一線で活躍し続けることになる歌手とでは歌唱力に大差が付いていますが、「最後の果実」のバックコーラスが姉さんの声で興味深いものになっています。また深田さんが歌う際の参考になるよう姉さんがレコーディングした「最後の果実」があると言われています。

インディーズ時代からシンガーソングライターであるaiko姉さんにとって、CDに収録されている曲の中で「あした」は唯一他人(小森田実さん)が作曲したもので他の曲と全く曲調が違っています(作詞は本人)。メジャーデビューできたとはいえ当時は曲ごとのスポット契約で、「自分の曲で」と言える立場ではなかったのでしょうね。のち「花火」がヒットしポニーキャニオンと正式な専属契約が結ばれ現在まで続いています。

aiko姉さんはライブやラジオのオンエア中に即興で作って披露した曲など今となっては録音が残っているか分からない曲が多数あると言われていますし、深く掘り下げると東海道昼特急の所要時間ぐらいかかるでしょうから今回はこの辺で。同じ98年デビュー組では椎名林檎さんの方が分かりやすいかも知れませんね。


帰りは高松市内で渋滞した上にわがままに振る舞う老人客のおかげでバスが発車できず10分遅れで三宮に到着。運転手が「座ってください」と呼びかけても席を立とうとして迷惑でした。帰宅しましょう。


2日間合わせて97局でした。ありがとうございました。次回香川県からの移動運用は9月はじめに計画中です。丸亀の手島か小手島に行ってみます。
コメント
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