JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告③

2007-05-06 | インポート

5/5に東京都大島町・伊豆大島(JCG 10004)三原山に移動運用してきましたのでご報告します。


 


なんとか出港時刻までに岡田港にたどり着きました。岡田港のターミナルにはそば屋、おみやげ物売り場と椿の種の民芸品売り場がある程度です。お土産屋さんで名物「牛乳せんべい」を購入しました(これがレトロなデザインの掛け紙です)。大島の谷口酒造の焼酎が欲しかったのですが、あいにく神津島の「盛若」しかなく、泣く泣く断念しました。


 


あ、現在「ジェット船就航5周年キャンペーン」として東海汽船のHPにあるクーポン券を印刷して持ってゆくと、おみやげ物が1割引になります。これでお土産が安く買えました。


 


そうこうするうちに乗船時刻になりました。乗ったのは「愛」。




もうぎりぎりでしたので岡田では写真が撮れず、写真は当日朝竹芝での「愛」の姿です。派手などピンクの姿がよくお解り頂けるかと思います。ただ、就航5周年とはいえ、どうも東海汽船は中古の同型船を買い集めたようで、「虹」とは船内の座席配置やインテリアが違うみたいです。「愛」の内装を見る限りかなりお疲れの感じです。

 

帰り便は熱海行きです。本当は1時間半後の東京行きが取りたかったのですが何と発売日で満席。運用時間が短くなった原因はこれです。ただし熱海まではわずか45分の早さです。しかも熱海港に駅直行のバスが待っており、すぐに熱海駅に着きました。温泉まんじゅうが旨そうですが、大島で使ったタクシー代が痛く諦めました。

 

このまま熱海から新幹線で大阪に戻る方法もありますが、浜松町駅に荷物を置いてあるので一旦東京に戻ることにしました。愛が速かったので特急ではなく快速アクティーで東京に向かうことにしました。以前大船に住んでいましたが、停車駅が普通とほとんど変わらないあまりの鈍足ぶりから「鈍足悪ティー」と呼んでいる人がいました(当時東京~大船で通過駅は戸塚のみ。現在は戸塚すら停車するため快速の意味なし)。鈍足ぶりは相変わらずで品川まで約90分。辛いのでグリーン車を利用しました。ちなみにグリーン車は2階席に人気があるようですが、通は車両のはじっこにある平屋部分(数席のミニ個室風になっている)を選ぶようです。ここは確かに静かですね。

 

浜松町で荷物を受け取ってモノレールで羽田空港へ行き、羽田空港から大阪に戻りました。スキーバッグに入れたアンテナやバッテリやケーブル類などの機材はカウンターで手荷物として預かってもらいましたので、とても便利です。19時25分発の伊丹行き最終便で帰宅しました。

 

今回は50MHzで32局、144MHzで13局、430MHzで10局の計55局とQSOできました。わずか3時間の慌ただしい移動でしたが、各局ありがとうございました。次回はもう少し運用時間を取れるよう工夫したいと思います。



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東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告②

2007-05-06 | インポート

5/5に東京都大島町・伊豆大島(JCG 10004)三原山に移動運用してきましたのでご報告します。


 


岡田港から三原山行きのバスに乗車。過去に移動運用された方の記録を見ると、三原山中腹の富士見峠がよさそうなのですが、どこの地図にも載っていません。港にあるバスの案内所で聞いてみても分からないとのこと。それならと良さそうな場所が見つかったらバスを降りる作戦に切り替えました。


 


バスは観光便を兼ねていますので、要所要所で一旦停止して説明してくれます。あ、岡田港の割と近くの道沿いに「ヨウゴシ岬展望台」という場所がありました。標高は数十mと低いですが、すぐ先が海で開けており、1エリア全体に電波が飛びそうな感じです。屋根付き展望台もあり、雨ならここでの運用がいいかも知れません。


 


さて、良さそうな場所が見つかったらバスを降りることにしていたのですが、このバスは停留所があっても案内もなく通過してしまいます。運転手さんの説明が面白いので降りるに降りられなくなり、とうとう終点の三原山頂口まで乗り通してしまいました(観光にはこれで便利なんですが)。三原山は阿蘇山と同じく2重式の火山で、標高600m前後ある外輪山ならそれなり運用ができますので、付近を見渡したら「展望台」の看板が。山道を2分ほど登った先にある人気のない展望台から運用することにしました。地図はこちら


 


ところが当日の三原山は霧。岡田港の写真で快晴でしたが、山は霧がかかるみたいです。アンテナの先端すらおぼろげになるほどの霧で何も見えないため、写真も撮れないしどっちが東京方面か全然分かりません(寒くはなかったです)。ひとまず50と144/430のアンテナを組んでステーを張って運用開始しました。


 


最初に50MHzに合わせてみると、電源を入れた周波数で長野県の移動運用が聞こえたので早速コール。長野県上伊那郡(南箕輪村)とのことです。こちらが伊豆大島移動と言うと、びっくりされている様子です。180km前後のようですが飛んでくれているようです。


 


QSOが終わってから空いている周波数でCQを出してみましたが空振り。どうもビームが合っていない感じです。しかも風があるのでアンテナの位置があわせにくく、困った状態です。よく分からないので無指向性のアンテナを持ってきた144MHzにQSY。これならビームを気にせずQRVできます。CQを出したらパイルにはなりませんが割とコンスタントに呼ばれてゆきます。伊東市や三浦市といった晴れていれば見えそうな場所はもちろんのこと、静岡市や新座市(ともに約100km)などにも飛んでくれています。5Wにモービルホイップでこの飛びなら十分でしょう。


 


144でCQ出しても呼ばれなくなりましたので50MHzに再チャレンジ。何とJA1RLがQRVしています。ご存じの通りJA1RLは巣鴨(豊島区)にありますので、これでビームが合わせられました。これは有り難いです。ビームが合いましたので空き周波数でCQを出すと、こちらもコンスタントにコールが返ってくるようになりました。途中でWebクラスタに上がったようで、数局に呼ばれる状態になってきました。5Wに2エレですが1エリアほぼ全域に飛んでいるようで、宇都宮市(約200km)とかもお呼び頂きました。


 


一通りコール頂きましたので今度は430MHzにQSY。SSBで出してみると相模原市からコールが返ってきました。430のSSBは結果的にはこの1局のみで、FMにQSYすると次から次へとコールが。FMのパイルは弱肉強食で強い局だけが聞こえますから独特です。ゆっくり昼飯食べながらでしたが、結構コールを頂きました。


 


最後に50MHzに戻ってラストスパート。コンスタントにお呼び頂き、あっという間に14時になってしまいました。運用時間3時間ではこっちも不満ですが、15時の船しか予約が取れなかったため仕方なく下山です。


 


が…バスの時間を読み違えてしまい、岡田港行きのバスを逃してしまいました。案内所も無人で慌てましたが、公衆電話備え付けの電話帳にタクシーの電話番号があったので電話してみると迎えOKとのこと。助かりました。4000円ほどかかりましたが、何とか岡田港に戻ることができました。お土産買ったらすぐに乗船時刻でした。


 


長くなってきましたので③に続きます。



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東京都大島町(JCG 10004)移動運用報告①

2007-05-06 | インポート

5/5に東京都大島町・伊豆大島(JCG 10004)三原山に移動運用してきましたのでご報告します。


 




伊豆大島へは飛行機(羽田からの全日空と調布からの新中央航空)もありますが、高いので東海汽船の船が一般的です。最近はジェット船(セブンアイランド)を投入しており、東京から1時間40分ちょっとで手軽に渡れます。前日に上京し朝7:45発の便に乗るため竹芝桟橋に向かいました。

 




「愛」「虹」「夢」という恥ずかしくなりそうな船名ですね(苦笑) 私が乗ったのは大島直行の「虹」。GWのピークなので3隻のジェット船はフル稼働のようです。ちなみに「夢」は「利島条件」とあり、利島へは条件付き出航(接岸できない可能性があることを承知で乗ってくださいの意)のようです。もっとも利島の港は波に弱く、出港時点で接岸が確定する方が珍しいそうです(あとで確認したところ、この便は無事利島に接岸したそうです)。一方、大島は元町と岡田という2つの良港を持っており、当日の条件がよいどちらかの港に接岸するそうです。
 






これが「虹」。背景のフジテレビにも負けないド派手ですね~ トリスウイスキーのアンクルトリスの絵で有名な柳原良平氏のデザインだそうです。「虹」はまだ落ち着いたデザインでして、「愛」に至っては…です。時間になりましたので出港です。なお、スキーバッグにアンテナと伸縮ポール、リュックにリグを入れましたが、特に手荷物料金等は取られませんでした。


 


装備はいつも通りで、


Rig:FT-817ND+9000mAHバッテリ


Ant:2el HB9CV(50MHz)  SG7900(144/430MHz)+4.5m伸縮ポール です。


ロケーションが良さそうなのでモービルホイップのSG7900(144は7/8λ、430は5/8λ3段)でも飛ぶだろうとの判断で持ってゆきました。なお、予告にあったハイバンドのアンテナは重くなるので断念しました(この装備でもそれなり重量を感じます)。






出港後5分ほどでこの風景です。この後翼走状態となり、船体が海面から浮き上がります。海面から浮きますので80km/hの高速航行が可能ですし、ほとんど揺れません。船酔いの心配なしです。芝浦-羽田空港-横浜-横須賀と窓の外の風景が変わり、東京湾フェリー(久里浜-金谷)とクロスするとようやく東京湾の外に出ます。湾外では人の身長くらいの波ですが普通に新聞が読めるほどの安定性です。


 






約1時間40分(やや早着)で大島に9:30前に到着。今日は南風なので南に三原山を控える岡田港に到着です(三原山が風よけになってくれます。ちなみに帰り便も岡田)。岡田は島の北側にある平地の少ない場所で、船のターミナルとわずかなお店があるだけの小さな集落です。一方の元町は島の中心地なので元町に接岸してもらった方が便利なのですが、こればかりは仕方ないですね。


 


三原山へのバスは船に合わせて運行していますので、あまり待ち時間もなくバスは出発してくれます(9:40出発)。それでは三原山に向かいましょう。


 


長くなりましたので続きは②にて。



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