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「荒野にて・・」30分de一巻 Vol-4

2016年09月11日 | Good News
民数記は、シナイ山からモアブ平原までの旅の記録。律法書の中の歴史書。原題は、本書1章1節からの言葉「荒野にて・・」本書を通して「イエス様のメッセージとは何か?」に焦点を合わせて読む!

何故、ここで人口調査(二度)が行われたのか?それは、400年間の奴隷生活で、烏合の衆と化した民衆を、荒野に導き、カナン先住民との戦いに備えるために、民を組織化し、軍隊化する必要があった。また、この調査は後に、カナンの地における領地分配の基礎資料となった。

彼らは、契約の民であって、途中で何があっても、どんな誘惑に落とされようが、あなた達はわたし(神)の保証の内にいる」と言う事を、民に自覚させるための人口調査。この記録は、天国に入るための命の書。これが今、私達に伝えられている本書の主題テーマである。

彼らの40年間にわたる荒野の旅は、私達クリスチャンの人生の象徴である。救われた私達異邦人も、キリストを受け入れられていないユダヤ人も、今は天国に入る前の段階の荒野の過程の中にいる。

ユダヤ人は40年どころか、未だに1900年以上、茨の地を放浪している。しかし、その彼らが最後に救われる。何故か!? それは、彼らが毎週、心と霊と力を込めて祈っている御言葉があるからだ。その重要な御言葉が本書の中に有る!!

神は民の必要を満たされた!この事を忘れてはいけない。私達はいつも思い出して感謝する必要がある。今でも与え続けて下さっている神に感謝!!さて、本書の内容は、以下の大きく3つに分けられる。

シナイ山にて (1章1節~10章10節)

シナイ山からカデシュバルネア (10章11節~19章)

カデシュバルネアからモアブの平原 (20章~36章)

約束の地に入れなかった旧世代(1章~25章)、 約束の地に入れた新世代(26章~36章)とも分ける事が出来るが、民の移動の行程については、カデシュバルネアと3つの山(シナイ山/十戒、ホル山/アロン死す、ネボ山/モーセ死す)の位置関係を中心に見ると分かり易い。

エジプトを脱出した時の民の数は約60万人。しかし、これは20歳以上の成人男子の数で、女性・子供・老人は含むと、おそらくその数は4倍以上、少なくとも200万人以上いたと考えられる。ところが、この人達のほぼ全員、モーセも、アロンも、ミリアムも、約束の地には入れなかった。(例外はヨシアとカレブのみ)

この“601728人対2人”の差はいったいどこにあったのか その答えは新約聖書にある。旧約はイエス・キリストの光に照らして読むことが大切だが、その具体的方法が、新約に引用されている旧約箇所を確認することである。ここが、ミソだ



いったい誰が、神の声を聞いたのに、反抗したのか。モーセを指導者としてエジプトを出たすべての者ではなかったか。いったい誰に対して、神は40年間憤られたのか。罪を犯して、死骸を荒れ野にさらした者に対してではなかったか。いったい誰に対して、御自分の安息にあずからせはしないと、誓われたのか。従わなかった者に対してではなかったか。このようにして、彼らが安息にあずかることができなかったのは、不信仰のせいであったことが私達に分かるのです。

このへブル3章16-19節を読めば明か。それは“信仰対不信仰”の差。ちなみにヨシアはエフライム族、カレブはユダ族。この二人が、北王国と南王国を継承する。

あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。

クリスチャンであれば誰でも知っている、この第一コリント10章13節の御言葉は、その前の10章1〜12節に記されている荒野での出来事から引用された適応(教訓)である。

神はその独り子をお与えになったほどに世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

ルターがスモールバイブルと読んだ、おそらく聖書中最も有名な御言葉、ヨハネ3章16節は、その前の14〜15節で語られている青銅の蛇事件(21章4〜9節)の出来事から引用された御言葉である。言うまでもなく、命を回復させる青銅のヘビはイエス・キリストの予表である。

メリバの泉事件:モーセの失敗。自我にとらわれ感情的になった。神の権威の乱用(神の権威の印である杖を道具に使った)神の絶対的聖を汚してはならない!

バラム事件:本書の22〜24章(+25章&31章)の実に5章、新約にも黙示録を含め3度登場する占い師。第二ペテロでは、「バラムが歩んだ道」、ユダ書では「バラムの迷い」、そして黙示録では「バラムの教え」。彼はミディアン人、モアブ人の娘を使ってイスラエルを誘惑し、多くの民を偶像礼拝に陥らせた。この事件でユダヤ人2万4千人が殺された。

バラムの迷いとは、貪欲と二心を表す。信仰を持った後は荒野に入る。行けども行けども砂と岩ばかり..。しかも、自分達の前にはいつも敵が立ちはだかっている。信仰の霊的戦いの難しさ!

だけれども、何が起ころうとも神様の約束は変わらない!!神様はクリスチャンをこの世の霊的な戦いを、戦い抜く兵士として一人一人数えておられる。荒野で戦い抜くために、自分の名が「天の命の書」に記されている事実を認識しておこう!

実は、ユダヤ人達はこの信仰を今でも忘れずに持ち続けている。それは、彼らが毎週行っている安息日最後の祈り。それは、神に対して絶対的信頼をおいた感謝の祈りである。

主があなたを祝福し、あなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けて、あなたに平安を賜るように。彼らが私の名をイスラエルの人々の上に置くとき、わたしは彼らを祝福するであろう。(6章24〜27節)

主の御名が高く崇められますように。アーメン (Repot by itou)



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コメント (19)
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