見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2014年5月@関西:厳島詣(広島・宮島)

2014-05-10 18:58:55 | 行ったもの(美術館・見仏)
 連休後半は関西で遊んでこようと決めていたが、いつも京都・大阪・奈良では芸がないので、ちょっと足を延ばす方法がないかを考えた。金曜の夕方、いつもより少し早い出発だが、札幌→広島の便がある。これを利用し、連休初日は厳島詣に決めた。

 宮島へは子供の頃に一度、大人になってから一度行ったことがあり、どちらも宮島口からフェリーに乗った。今回は、平和記念公園と宮島を結ぶ高速遊覧船を利用することにする。乗船場に行ってみると、朝の2便はすでに満席だったので、しばらく周辺を散策する。実は原爆ドームを間近で見るのは初めてのこと。緑陰にほどよく隠されていて、古代遺跡みたいに美しい。



 宮島までは45分。海上に出てしばらくすると「このあたりから、むかし清盛さんが難波の港を出て厳島神社に向かったときと同じ航路をたどります」という説明があって、周囲の島影を眺めながらしみじみする。宮島の眺望は進行方向に向かって左側のほうがよい。

 宮島桟橋付近の清盛像。最近、建立されたものだそうだ。



 潮はかなり満ちていた。小舟が近づくと、鳥居の巨大さが分かる。



 いいな~この社殿光景。よくこんな発想をし、実際に形にしたなあと思う。
 


 社殿に奉納されていた清酒「清盛」は、広島県音戸町の榎酒造のお酒。2012年には大河ドラマにあやかって、新しいラベルも作ったらしいが、この平治物語絵詞そのままの商標が、歴史好き・文化財好きには嬉しい。女官に扮した二条天皇が逃走する場面。



 宝物館、清盛神社、大聖院などをうろうろして、弥山(みせん)にも登ってみようと思い、ロープウェー駅に行ってみたら、びっくりするような大混雑。整理券を配るなど、対応はしっかりしていたが、乗車できるまで30分くらい待たされた。途中に乗り換え駅があって、ここでまた30分待ち。こんなに並んだのは、中国・華山(かざん)のロープウェー以来である。でも頂上(付近)から見下ろした瀬戸内海の美しかったこと。



 弥山(みせん)ロープウェーに時間を取られて、豊国神社(千畳閣)に戻ってきたときは、もう公開終了時刻の16:30になってしまった。残念! ここの雰囲気も大好きなのに。

 最後に、ドラマのワンシーンみたいな防波堤の光景。



 帰りはフェリーで宮島口へ。広島から新幹線で移動して大阪泊。翌日に備える。
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