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見もの・読みもの日記

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中華芸能・三国志映画、2人の趙子龍

2008-07-08 23:53:47 | 見たもの(Webサイト・TV)
 まず、呉宇森(ジョン・ウー)監督、三国志「赤壁の戦い」に題材を取った映画『レッド・クリフ(赤壁)』。7月3日、四川省・成都での世界プレミアに続き、いよいよ7月10日、中国で公開が始まるらしい(ただし前編のみ)。日本での公開は2008年11月1日だそうだ。既に日本語公式サイト(※音が出ます)が立ち上がっているが、まだ情報はあまり多くない。

 中華芸能サイトでは、わずか90秒ほどのベッドシーンが妙に話題になっているようだが(笑)、日本人にとっては、”『M:I-2』のジョン・ウー監督作品”というのが、まず引きつけどころだろう。それから、トニー・レオン(梁朝偉)が呉の知将・周瑜を演じ、金城武が蜀の諸葛孔明を演じる。うん、やや軽佻浮薄で才走った周瑜と、思慮深く落ち着いた孔明で、イメージに合っている。魏の曹操役は、渡辺謙を起用か?という噂もあったが、張豊毅が演じている。名前に記憶はなかったが、写真を見たら思い出した。『さらば、わが愛/覇王別姫』で、レスリー・チャンの恋人役、段小樓(石頭)を演じていた俳優さんだ。

 さらに中華TVドラマ(歴史もの)の愛好者としては、魯粛役の侯勇は『白銀谷』で覚えた俳優さんだし、趙子龍役の胡軍を見れば、なんと言ったって『天龍八部』の喬峰(チャオ・フォン)を思い出す!! 先日、井波律子さんの『中国の五大小説(上)』の感想にも書いたが、私は三国志の登場人物の中では、趙雲子龍が大好きなのである。華やかさはないが、安定感のある働きぶりに惚れ惚れする。胡軍はぴったりの配役だと思う。

 と書いていたら、ほぼ同時並行で、別の三国志映画が作られていたことを知った。李仁港(ダニエル・リー)監督の『三国之見龍卸甲』という作品。2008年4月に韓国・中国・香港・マレーシアなど6カ国で同時公開されたそうだ。趙子龍を主役に据えたドラマというだけで、私にはびっくりなのだが、演じているのは劉徳華(アンディ・ラウ)。え~色男すぎないか? その好敵手をつとめるのが、女優マギー・Q演じる曹操の孫・曹嬰(創作人物)。黒髪をなびかせ、鎧姿で剣を振るうかと思えば、琵琶を弾くシーンは、Gackt謙信を思い出すというネット評あり。YouTubeで予告動画を見て、納得した。

 どちらも、いずれ見たい。

■新浪網:呉宇森作品『赤壁』(中国語)
http://ent.sina.com.cn/f/m/chibi/index.shtml

■新浪網:劉徳華『見龍卸甲』(中国語)
http://ent.sina.com.cn/f/m/jlxj/index.shtml
コメント (1)
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