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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

趣味と実益を兼ねて「40ヘルツの低音」を聴きましょう

2025年03月29日 | オーディオ談義

先日のこと、とあるネット記事に大いに興味をそそられたので記録に残しておくとしましょう。

御覧になった方も多いと思いますが・・、


「近年、脳への音刺激を認知症予防や脳機能の改善に役立てる研究が進められている。なかでも注目されている音が「40Hz周期の音(1秒間に40回振動する音刺激)」。

アルツハイマー型認知症の病態を再現したマウスに、この音を聴かせると、脳内の聴覚野と海馬にガンマ波が発生。

すると、認知症の原因といわれている脳内の「アミロイドβタンパク質」の有意な減少が確認された(*)米国マサチューセッツ工科大学の研究チーム 出典:Nature,2016 Dec 7;540(7632):230-235.)。

これまでは、40Hzのパルス音を長時間聴き続けると負担も大きかったが、テレビなどの日常生活音を40Hz周期の変調音で出力する技術も開発されている。40Hz周期の音刺激を自然な形で聴きながら、認知症のケアができるようになるかもしれない。」

以上のような記事だが、認知症といえば14年前に94歳で亡くなった母のことをつい思いだす。

比較的しっかりした母だったが、最期を迎えるまでの5年間ぐらいは悲しいことに認知症だった。それはもう本人も周囲も悲惨の一言だったのでとても他人事だとは思えない。

認知症が遺伝するという学説はないようだが、やはりそれなりに用心しないと・・、したがって予防対策のノウハウや対症薬の開発には日頃から殊のほか注目している。

で、前述の説のように40ヘルツの低音を耳にしながら認知症のケアができるなんて、これはオーディオ愛好家にとって「趣味と実益」を兼ねた二重奏みたいなもので耳寄りのニュースといっていい。

さて「40ヘルツの低音」・・。

以下、偉そうに述べる資格を持ち合わせていないので、あくまでも「私見」ということを先ずお断りしておこう。

人間の可聴帯域は周知のとおり「20~2万ヘルツ」とされているが、40ヘルツという「かなりの低音」を出せるシステムの割合はどのくらいかという話。

おそらく「三つのシステムに一つくらい」の3割程度じゃないかな~。ちなみに我が家の「AXIOM80」の場合、単独ではかなり無理だと思っている。まあ、理想的な箱に恵まれればOKだろうが・・。

そして、これが30ヘルツあたりまで出せるとなると、ぐっと下がって「五つに一つ」の2割程度になり、さらには20ヘルツとなると「百に一つ」の1%ぐらいになるというのが自分の大まかな見立てである。

つまり、満足できる高音域を出すよりも十全な低音域を出す方がはるかに難しい、それはいわば「血(お金)と汗(手間)と涙(失敗)」に如実に比例するというのが、50年以上にわたる拙い経験の偽らざる感想である。

ただし、低音が中高音域に被ってくると音が濁ってくるので、むやみに出せばいいというものではない・・、「出し方が問題」になる
のは先刻ご承知の方が多いことだろう。

ちなみに、我が家のウェストミンスターの低音はせいぜい30ヘルツあたりまで伸びていれば上出来という感じ・・、かな(笑)。

で、「チャットGPT」に「40ヘルツの低音は認知症の予防になる?」と訊ねてみたところ、次の回答が提示されました。

「40Hzの低音(あるいは40Hzの音波や振動)は、認知症の予防や改善に効果がある可能性があると注目されています。これは、特にアルツハイマー病に関連して研究が進められており、40Hzの音や光の刺激が脳のガンマ波を活性化させることで、脳内の老廃物(アミロイドβなど)の除去や神経細胞の機能改善に役立つと考えられているためです。

🌟 40Hz刺激の研究と効果

  1. MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究

    • 2016年にMITの研究チームが、アルツハイマー病モデルマウスに40Hzの音や光を当てたところ、脳内のアミロイドβが減少し、認知機能が改善したという報告があります。

    • 40Hz刺激により、脳内でガンマ波(40Hz付近の脳波)が誘導され、これが**ミクログリア(脳の免疫細胞)**を活性化してアミロイドβの除去を促したとされています。

  2. 人への応用

    • その後の臨床研究でも、40Hzの音や光による刺激が記憶力や集中力の改善につながる可能性が示されています。

    • 40Hzの音楽をヘッドフォンで聞いたり、40Hzのリズムで光を見たりすることで、軽度認知障害(MCI)の症状が改善した例も報告されています。

  3. 振動刺激

    • 最近では、40Hzの振動を手や足に与えることで効果を狙う研究もあります。

    • 振動刺激が脳に伝わることでガンマ波を誘発し、認知機能や記憶力の改善が期待されています。

🔬 なぜ40Hzが効くのか?

  • 脳の**ガンマ波(30〜100Hz)**は、注意力・認知・記憶などの機能に関与しています。

  • アルツハイマー病患者ではガンマ波の活動が低下していることが知られており、40Hzの刺激でこのガンマ波を回復させることが脳機能改善に役立つと考えられています。

  • ガンマ波の増強により、

    • ミクログリアによるアミロイドβ除去

    • 神経可塑性(シナプスの強化)

    • 神経炎症の抑制
      が促進される可能性があります。

🎧 実践的な方法

  • 40Hzの音楽やノイズを聞く(YouTubeやアプリに40Hzの音楽がある)

  • 40Hzの光刺激デバイスを使用する(市販されているガンマ波誘導ライトなど)

  • 40Hzの振動刺激デバイス(手や足に当てるもの)

🧠 効果や課題

✅ 認知機能や記憶力の改善報告あり
✅ アミロイドβの減少が確認された
✅ 副作用は少ない(音や光に敏感な人は注意が必要)

⚠️ 研究段階であり、個人差がある
⚠️ 効果が出るまでに時間がかかる可能性
⚠️ 強い刺激や長時間の使用には注意


「完全に効果が証明された」とまでは言えませんが、研究結果は期待できる内容です。手軽に試せる方法もあるので、認知症予防の一環として取り入れてみる価値はあるかもしれません。興味があれば40Hz音源を試してみますか?」

以上のとおりです。

「趣味と実益」を兼ねて「40ヘルツの低音」を聴きましょうよ~(笑)。


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