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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「普通の音」のありがたさを思い知る

2025年04月04日 | オーディオ談義

4月に入って早くも4日目ですが相変わらず肌寒いです。

「花冷え」? 広辞苑によりますと「桜の咲くころに寒さが戻って冷え込むこと」とありますから、ピッタリですね。「梅雨冷え」という言葉もありますから、まあ簡単には暖かくならないということですかね。


さて、「花冷え」どころか、およそ1週間ごとにオーディオシステムが入れ替わる落ち着かない我が家です。

ここ1か月あたりの変遷を辿りますと、次の通りです。

    

左から、「スーパー10」を中心に、ハーモニーを乱さないようにしながら「ウェストミンスター」(100ヘルツ以下)と「075ツィーター」「20万ヘルツ以上」で補強しています。これで1週間ほど持ちこたえました。

真ん中は、小型スピーカーの「PL100」です。中低音域と高音域を1台のアンプで鳴らすのがコツです。これで5日ぐらい持ちましたかね。

そして、右端が「AXIOM80」(オリジナル版)です。これで最長期間の10日間ほど持ちこたえました~(笑)。

そして、現在がこれです。



まったく新しいチャレンジです。

植木鉢に容れたグッドマンの「TRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)をフルレンジで鳴らして美しいハーモニーを確保する、そして比較的弱い低音域を「100ヘルツ以下」でJBLの「D123」(口径30cm)によってひっそりと補強する。

今のところ、1週間が経ちましたがまったく他のシステムに変える気がしないんですよねえ・・、我ながら大ヒットでした、所詮は自己満足ですがね(笑)。


もちろん、ハッとするほどの「音」が出ない地味な「TRIAXIOM」はごく「普通の音」といってもいい存在ですが、長時間聴いてもいっさい聴き疲れしない利点がとてもありがたいです。

ここで「普通の音のありがたさ」についてもっと深入りしてみましょう。


これは自分だけが持つ固有の心理かもしれませんがあまりに「いい音」が出るのも実は困るんです(笑)。

もちろん、うれしいことには違いないですが、その一方では「せっかく手に入れたこの音を失いたくない」と思うあまり、ユニットやアンプの故障などが妙に気になってくるんですよねえ。


つまり「心理的な守り」に入ってしまい、スペアの確保対策などが妙に頭に浮かんできて音楽に集中できないようになってしまう・・、その点、「普通の音」だと身構えることなく気軽に聴けるしスペアの心配もいっさい気にすることなく安心して音楽に浸れますかね。

我ながら、かなり複雑な心理の持ち主ですね(笑)。

それに、このシステムはいちばんお金がかかってないところにも特色があります。使っている植木鉢はありふれたものですし、箱に至っては自作ですからねえ。それに二つのユニットについても、オークションで比較的安価に落札したものです。

大枚をはたいて構成したシステムから「いい音」が出たとしてもそれは当たり前ですよね。それよりも、むしろなるべくお金を使わないようにして創意工夫を盛り込んで創ったシステムから「好きな音」が出た方がはるかに楽しいです。

というわけで、現在「普通の音」のありがたさを味わいながらモーツァルトに聴き耽っています。

目下のところ「ピアノ&ヴァイオリン」ソナタ と 「ピアノ・ソナタ」に耽溺していますが、いっさい「意気込んだ」ところがなく自分の内面を素直に晒けだしているところがとても素敵です。

これは明らかに「普通の音」に通じますね(笑)。



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