「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「スピーカースタンド」革命

2021年11月21日 | オーディオ談義

連日更新しているブログだが「当たり」もあったり「外れ」もあったりで、なかなか思惑通りにはいかない。

読者にとってはどうでもいいことだろうが、筆者としてはなるべく興味を惹く記事が多いに越したことはない・・(笑)。

つい先日投稿した「きっかけを大切になくては」はありふれた内容(?)だったにもかかわらず
予想以上に好評(アクセス)を博した。

つまり「当たり!」だったわけだが、どうやらタイトルの「きっかけ」という言葉が功を奏したような気がする。

人生を左右するポイントは何も「計画」どおりいくわけではなく「きっかけ次第」とか「成り行き次第」とかも結構あるので共感を得られたのだろうか。

そして、オーディオだって「きっかけ」が大きく左右することをこのほど嫌というほど体験させてもらった(笑)。以下、経緯を述べてみよう。

10月中旬に我が家にやってきた「PL100」(英国:モニターオーディオ)。



「横、縦、奥行き」の寸法がまことに小振りだったので、必要に駆られて仕方なく「スピーカースタンド」(以下、SPスタンド)を購入したところ、(材質が響きのいい「楓」(かえで)だというが)これが実に想像以上の音響効果をもたらしてくれた。

本音を言うと、「PL100」もいい買い物だったと思うがそれは「きっかけ」に過ぎず、それと同等以上の効果があったと言っても過言ではないほどの存在感を誇っているのが現状だ。



というのも、実際に使ってみると従来と比べて何かしらすっきりした爽快感が音響空間に漂ってくるのである。逆に言うと不要な響きが減ったのかもしれない。

主な原因として勝手に想像するのに、ユニットの下側の空間が空いているせいなのか、SPスタンドとの共鳴が上手くいっているせいなのか、それともほかにも原因があるのだろうか、こればかりは定かではない。

いずれにしろ、次から次にスピーカーが生き返ってきたのはうれしい限り。

たとえば自作の箱に容れた「AXIOM80」(復刻版)、「リチャードアレン」がまるで水を得た魚のように生き生きと躍動しだした。

そして、この「SPスタンド」効果に大いに着目してどうしてもチャレンジしてみる気になったのがJBLの「ユニット」だ。

2~3日ほど迷っていたが、とうとう思い切って金曜日(19日)の午後にやっちゃいました!



2ウェイ仕様で編成してみようと、クロスオーヴァーは7000ヘルツにとった。となると、ムンドルフの「ゼロ抵抗コイル」とウェスタン製の「コンデンサー」の出番だ。

ユニットはいずれもJBLで「D123」(口径30センチ)と、7000ヘル以上(-6db/oct)を受け持つ「075」ツイーターの組み合わせ。

「075」は久しぶりの出番になるが、我が家においてはいつのまにか不死鳥のようによみがえる不思議なツィーターだ(笑)。

「D123」を容れた自作の箱は「密閉箱」のように見えるが、下部に僅かに1cmの隙間を作って「背圧」(ユニットの後ろ側に出る音)を逃がしている。

これで、ワクワクしながら聴いてみると「やっぱりJBLは捨てきれないんだよなあ~」(笑)。

歯切れのいい低音と切れ味鋭く響き渡るシンバルの輝きは、やっぱり「JBL」じゃないと無理・・。

それに500ヘルツあたりから「ダイヤフラム+ホーン」を使うとどうしてもヴァイオリンの音色が金属的な響きになって、明らかにクラシックには向かないがクロス7000ヘルツにするとこれが免れるのも利点。

ちなみに使ったアンプは低音域が「2A3」シングルアンプ、「075」は能率が「110db」もあって小出力のアンプでいいので待ったましたとばかり「371」シングルアンプの出番。



前段管が「A411」(独:ヴァルボ)という「バリウム昇華型フィラメント」の持ち主で、メチャ繊細な音がしまっせ~(笑)。

ルンルン気分で翌日(20日)の土曜日に、久しぶりに近隣のオーディオ仲間のYさんに来ていただいて試聴してもらった。

すると・・・。

以下、続く。



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