「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「きっかけ」を大切にしなくては

2021年11月17日 | 独り言

先日のブログで触れた「アバ」(スウェーデン)の新曲「Don’t Shut Me Down」。

まず40年ぶりの新曲ということに驚いたが、「アバ サウンド」ともいうべきハーモニーの美しさにもすっかり心を奪われた。

そこで改めて「アバ」のアルバム「ゴールド」を聴いてみることにした。

「ブルーレイ」に収納しているので「頭出し」が実に簡単。

1曲目の「ダンシング・クィーン」から19曲目の「ウォータールー」まで全曲聴き通した。



すると16曲目の「One Of Us」にどんぴしゃりとハマってしまった。

2時間ほど「リピート設定」にして続けざまに飽きもせず聴き耽ったが(スピーカーはAXIOM80)、美しい女声ハーモニーがひたすら琴線に触れてきて「これこそアバ サウンドの真髄だ」との思いが込上げてきた。

しかも全盛時代の作品とあって「声の張り」が明らかに違っている。伸び伸びとしている。

これほどの名曲をこれまで知らなかったのは実に迂闊だった、と同時にたまたま運動ジムで拾った新曲「Don’t Shut Me Down」がその「きっかけ」だったことになる。

まったくどこにダイヤモンドの原石が転がっているかほんとうにわかりませんねえ(笑)。

次に二つ目の「きっかけ」といこう。

先日(11月10日)の「試聴会」についてだが、こういう「一発勝負」の場になるといつも後で後悔することが必ずと言っていいほど出てくるので困る(笑)。

たとえば「あの真空管を使っていたらもっといい音になっていたのに~」といった具合。

実は今回もそうだった。



スピーカー「AXIOM80」を鳴らすときに使った「WE300Bシングル」アンプだが、お客さんたちが辞去された後のこと「おかしいなあ、もっといい音のはずなんだけどなあ」・・(笑)。

アンプの工作に関して素人同然の人間が弄れるところといえば前段管の交換ぐらいしかない。

そこで、長らく保管していた「371」(カニンガム:トリタンフィラメント)を引っ張り出して交換してみたところ、やたらにノイズっぽい音がする。

いつぞや「北国の真空管博士」が仰っていたが、「1930年代前後の旧い球はピンが酸化被膜している可能性が高いですよ。」

そこで、「ネヴァダル」の出番だ。



油分が浸みこんだ綿をちぎって、丁寧に4本のピンを磨き上げてからティッシュペーパーできれいに拭き取った。ペアだから8本のピンを磨き上げたことになる。

そして、改めて挿し込んで聴いてみたところ腰を抜かさんばかりに驚いた。

ノイズっぽい音が見事に解消されて、きらきらと光り輝くような音に変身した、これは素晴らしい!


しまった、お客さんたちにこの球で聴いていただくと良かったのになあ~、後悔先に立たず。

しかし、日常聴くぶんにはこれで良かったので「試聴会」がいい「きっかけ」になったことになる。

ま、いっか(笑)。



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