「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ秋の陣~JBLからグッドマンへ~

2020年10月24日 | オーディオ談義

前回のブログで「あんなこと」を書いておきながら、その舌の根も乾かないうちに今回はオーディオの話です(笑)。

「すっかりAXIOM80の音が変わりましたね。以前よりもさらに良くなってます。変わったのはRCAケーブルだけですから、(ケーブルの)効果は歴然としてます。私も使ってみたいので製作者に1ペア作成していただくようにお願いできませんか」
と、オーディオ仲間のYさんから依頼されたたのは先日のことだった。

「ハイ、取り次ぐだけなら構いませんよ」と、Tさん(東海地方)にお願いしたところ、快く引き受けていただき「あっという間」に到着した。いつものことながら感謝です!



Yさんによると、DAコンバーター(TAD)とパワーアンプ(マーク・レヴィンソン)との直結用ケーブル(XLR用:70cm)とのこと。

現在使用中のケーブルは8万円相当だからお値段的には1/20程度でコスパからして信じられないが、試聴結果の報告を首を長くしてお待ちしているところ。

去る17日(土)に我が家にお見えになったので、このケーブルをお渡ししたところ(Yさん宅の)SPケーブルのバナナ端子が銀製だったため経年劣化で腐食して音質に曇りが生じたので「Yラグ端子」を注文されており、その交換と一緒に試聴したいとのことで「ちょっと待ってください」とのことだった。

それはさておき、当日は
先日訪問した四国のオーディオ愛好家「S」さん宅の思い出話に花が咲いた。

同じ「AXIOM80」でも箱が違うと音がすっかり変わるようで我が家では意図的にわずか1.5㎝の薄板で作っているので「箱鳴り」を大いに利用しているが、Sさん宅では「厚い板」のがっちりした「バックロードホーン」の箱(80kg)に収納されているので箱鳴りをさせていない分、芯のある音が聴けるので、総合的に見ると「一長一短」、音楽ソースによって評価がまちまちで手前勝手に「引き分け」ということにさせてもらおう~(笑)。

この日は「AXIOM80」でいろんな曲を聴くうちに、「実は気になっていることがあります。ケーブルでこれだけ変われば、現在倉庫に保管しているグッドマンの「トライアクショム」(口径30センチ:同軸3ウェイ)がどういう変化を遂げるか大いに興味を持ってます。」

「それは面白そうですね。私も興味あります。JBLの2ウェイよりはきっといいと思いますよ。」と、両者の意見が珍しく一致した(笑)。

JBLよ、しばらくさようなら~。



「善は急げ」とばかり、翌日の午後に30分ほどかけて入れ換え終了。

RCAコードとSPコードはいずれも「LAN素材」にして、胸をワクワクさせながら試聴したところ、実はそれからがたいへんだった。

久しぶりに鳴らしたせいかどうも歪みっぽい音が左チャンネルからする。高音域用アッテネーターの接触不良の模様で、もう60年以上も前のユニットだから仕方がないかなあ。

いろんなCDをかけながらエージングを続けていると1時間ほどしてからどうやら馴染んできた。

オーディオは比較試聴しないと良さが分かりにくいので、まずRCAケーブルについて既存のケーブルとの聴き比べをしてみると、爽快感というのか曇りの無さが随分違っており、一方的に「LANケーブル」に軍配を上げた。

次に、SPケーブルを「銀の単線」に代えて比較してみた。すると中高音域の抜けとか色艶は「LAN」に優位性があり、その一方中低音域の量感は「銀線」に一日の長があった。こればかりは好き好きでもっと時間をかけて判断することにした。

なお、この同軸3ウェイだと1台のアンプで済むのでアンプもいろいろ代えてみた。

「300B」シングル、「PX25」シングル、「6098」シングル、「2A3」シングル、「171」シングルなど「より取り見取り」だったが、秋の季節に相応しいグッドマン独特の翳りを表現できるとなるとやっぱり「PX25」かな。



言い方は悪いが「同じ穴の貉(むじな)」(英国勢同士)ですかな、これは(笑)。



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