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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

我が家の「三姉妹」

2016年02月16日 | オーディオ談義

このところ古典管に陽が当たりっぱなしなので、久しぶりに我が家の賑やかな「三姉妹」を紹介しよう。

        

一番左側に位置する長女はおとなしくて親の言うことを素直にきく真面目なタイプ。箱はタンノイ・ウェストミンスターなのに容れてあるユニットは「フィリップスの口径30センチのダブルコーン型(アルニコ・マグネット」)だが、うまく協調してくれている。

さすがに世界各地の放送局でモニタースピーカーとして使用されていた流れを汲むユニットだけあって自己主張が幾分控え目なのが好ましい。

ときどき気分転換も必要だろうと伴侶(アンプ)を入れ替えてやっているが、あまりえり好みせずそれぞれにうまく対応してくれる。我が家の安全パイとしてとても頼りになる存在。

次に一番右側がグッドマンの「AXIOM80」といって、末っ子のじゃじゃ馬娘である。親の言うことには無頓着で、しかもよく小理屈を言う。

このCDは録音が悪いだの、この伴侶とは相性が合わないなどと文句の言いたい放題なので、対面するときはいつも何らかの緊張感を強いられる。しかし、気分が乗ったときには信じられないようなファインプレーを連発するのでなかなか外せない存在。

問題は画像の真ん中に位置する次女である。

「出来のいい長女とやんちゃな三女に挟まれて個性を発揮できない次女」という構図が浮かび上がる。実は誕生の経緯そのものからして不純だった。ネットオークションにユニットとエンクロージャーがたまたま信じられない価格で出ていたのでダボハゼのように飛び付いたというのが真相だ(笑)。

アンプと違って図体が大きくて目立つエンクロージャーが我が家に到着したときに、家内が眉を顰めたのは言うまでもない。

しかし、イギリスの由緒あるグッドマンの正統派のユニットで「AXIOM300」(口径30センチのダブルコーン、アルニコ・マグネット型)。もっと存在感を主張してもいいはずだが、何だか冴えない。

「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」とは、有名な私立探偵フィリップ・マーロウの言葉だが優しさはあるものの、もっとタフさが欲しいところ。

とりわけ高音域の伸びに不満があったのでつい最近JBLの075ツィーターを付け加えたが、所詮はグッドマンとJBLの組み合わせだから、内向的なイギリス人と開放的なアメリカ人を一緒くたにしたようなものだから合うはずもなく、そのうち結線を外した。

しかし、古人はいいことを言う。「周波数が1万ヘルツ以上を保証されているユニットを使っていながら、ツィーターが欲しくなるときはそれはスピーカーではなくアンプの方に責任がある。中音域に透明感さえ確保されていればツィーターは要らないはずだ。」

まったくそのとおりだった。このたび新装なった「71APP」アンプをあてがってやると、まるで水を得た魚のように元気になったのだからたまらない。

         

これでようやく「我が家の三姉妹」の揃い踏みが実現!

やっぱり、この世にはアンプ狂いが沢山いるはずですねえ(笑)。


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