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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

真空管アンプの醍醐味

2013年11月10日 | オーディオ談義

「松下 ナショナル 6201 2本 金足 SQ 12AT7WAです。自作のアンプでノイズ等の問題なく動作していたものです。NHKのマークが片方の管にあります。問題はないと思いますが、すみませんが、ノークレーム、ノーリターンでおねがいします。 」

           

このところオークションで落とした真空管が掘り出し物ばかりなので、波に乗った勢いで電圧増幅管「12AT7」を探していたら、目についたのが上記の殺し文句。

先日のブログで取り上げたように真空管「6DJ8」の最高峰は松下のNHK仕様「7308」と勝手に決めつけたわけだが、同じ「松下、NHK仕様」とくれば特上品であることは間違いなし。しかもお値段の方は開始価格が2000円という信じられないほどの安さ。

すぐに入札して待つこと数日、とうとう落札期日(11月3日)になっても新しい入札者は現れず2000円でそのまま落札。どうもテレフンケンやムラードなど海外有名ブランドに固執される方が多いようで、松下のほんとうの実力をご存知ない方が多いように見受けられる。当方にとっては非常にありがたい話だが(笑)。

しかし何といっても中古品なので正直言って実際に挿してみなければ分からない、雑音が出てハズレになってもこの価格なら仕方がないと、半ば諦め気味だったのも事実。

落札価格にふさわしく、保証のない定型外郵便(送料200円)をお願いして、到着したのが昨日(9日)の午後のことだった。

この12AT7は「AXIOM80」を駆動しているWE300Bアンプ(モノ×2台)の初段管に使用しておりかなり重要なポジションを占めている。

さっそく、使用中のシーメンスの12AT7(ECC81)と差し換えて試聴してみたところ、アッと驚くほどの変わり様。

何と形容したらいいのだろうか。一段と音ヌケが良くなってストレスフリーとでもいうようにスピーカーからの音離れが抜群!たった2000円の投資でこれだけ良くなるのだから真空管アンプの醍醐味ここにあり。

さっそく11日(月)にご来訪予定のKさん(福岡)にも比較試聴してもらうことにしよう。

「AXIOM80」がスピーカーケーブルや真空管の交換で前回のときとは明らかに違っているはずで、はたしてKさんのご感想はいかに~。

 


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