「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

健康コーナー~納豆の売り切れ現象~

2007年01月14日 | 健康コーナー

最近、家内が左肩を痛めて無理がきかないので、運搬役として買い物によく駆出されるようになった。

車で20分ほどのスーパーなのだが、興味半分で納豆コーナーを覗いてみた。ご存知の方も多いと思うがテレビ「あるある大辞典」で納豆がダイエットに有効と放映されてから、首都圏では納豆が売り切れという店が続出している。

幸い、地方にはまだ沢山のストックがあるとみえ、それに人口も比較にならないほど少ないので、このスーパーでは従来どおり納豆が山積みにして販売されていた。しかし、このブームが全国的に続けばいずれその余波が押し寄せて来るかもしれない。

それにしても、女性の美と健康への執念はすごいなーと今更ながら感じ入った。

この納豆ブームが一過性なのか永続的なものになるのか即断は難しく、納豆は定評ある健康食品でもあり(自分は嫌い!)取りすぎても害はないだろうが少しばかり異常な現象といえるだろう。

一般的に食べ物が健康や病気に与える影響を誇大に信奉することをフード・ファディズムというそうだ。

もちろん、食と健康は密接に関連しているので、どこまでが適正でどこからが過大なのか個人差もあって判断が難しいが、マスメディアを通じて食品への過大評価は近年よく見られる傾向にある。

実を言うとじぶんも健康維持の面からこれまでいろんな食品を度々試したことがあるが、
その食品がおいしいと感じる場合でなければ長続きはしないと自分自身に体験付けている。

ま、いろいろいってみても長生きはしたいので健康食品には無関心ではいられず、こういった方面の資料にはかなり目を通してきたのだが、総じて栄養学の専門家のご意見は次のとおりである。


・食生活に一夜漬けは効かない

・万能薬として機能する食品も有毒物のように作用する食品も基本的には存在しない

・体に良いか、悪いかは摂取する量や摂取経路も大切な要素である

・とりわけ量の問題は重要で「ある物質が有益であるか否かは量で決まる」ともいえる。

・現代の科学をもってしても食品成分の分析は十全ではない。食品に効果・効能を求めるのはほどほどにして、「おいしさ」を優先する

結局、健康の維持・増進の三要素は「栄養・休養・運動」、これを分かりやすくいえば「食う・寝る・動く」であって、食だけで何とかなると期待してもどだい無理な話である。

日々まじめに、まんべんなく食べることが食生活の基本という常識論で締めくくりにしよう。

                          



 



 


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