伊藤凱 有料記事
北海道新聞2024年5月17日 22:16
恵庭市郷土資料館の鈴木学芸員(右)の展示解説に耳を傾ける参加者たち
【恵庭】市郷土資料館(南島松)は17日、学芸員が恵庭の自然や歴史、発掘調査で出土した遺物などについて説明する展示解説会を始めた。展示をより深く楽しんでもらい来館者増につなげるのが狙いで、毎月1回、来年3月まで行う。
同館は、市内の遺跡から出土した土器などの考古遺物やアイヌ民族の生活用具、近代以降の農機具など、地元の歴史や自然を伝える資料約1100点を展示している。
この日は、埋蔵文化担当の鈴木将太学芸員が、市教委が2021~22年度に発掘調査を行った「ユカンボシE1遺跡」(恵南)について解説し、市民10人が参加した。鈴木学芸員は、同遺跡で見つかった石斧(せきふ)について、木を切るおのの役割のほか、柄を付けてスコップのように使われていた可能性があることなどを説明した。
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申し込み不要で、同館1階ロビーに直接集合する。入館、参加無料。日程、解説テーマなどの問い合わせは同館、電話0123・37・1288へ。