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アイヌ文化発信、観光振興も期待 いよいよ、共生空間12日開業

2020-07-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/12 05:00
 【白老】12日開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で11日行われた記念式典には、菅義偉官房長官ら政界の有力者をはじめ、道内自治体の首長ら計約170人が出席し、国や北海道を挙げてアイヌ民族と共生を目指す姿勢を印象づけた。出席者からはアイヌ文化の継承とともに観光振興の役割を期待する声も上がった。
 ウポポイ開設を主導し政府のアイヌ政策推進本部長も務める菅氏は「美しい景観と四季折々の豊かな自然の中で、アイヌ文化の魅力を実感できるウポポイの開業を迎えたことは格別の思い」とあいさつ。さらなるアイヌ文化の復興や発展に向けて、政府としても地元と連携して全力で取り組むことを約束した。
 萩生田光一文科相は、ロンドンの大英博物館で昨年開催された漫画展で、アイヌ民族の少女らが活躍する人気漫画「ゴールデンカムイ」が紹介されたことに触れ「諸外国でもアイヌ文化が注目されるようになってきた」と強調。ウポポイの開業について、「訪日外国人観光客の誘客にもつながる」と期待を込めた。
 白老町の戸田安彦町長は関係機関に感謝の言葉を述べた上で「アイヌ民族に対して正しい歴史と理解が促進され、愛される施設になるよう願っている」と述べた。
 ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団職員によるアイヌ民族の古式舞踊も披露され、息の合った踊りに大きな拍手が送られた。式典後はウポポイ施設内を自由に見学し、アイヌの文化や歴史への理解を深めた。
 12日は午前9時に開業。11時半からは開業を記念して、俳優の宇梶剛士さん、演劇ユニット「TEAM NACS」の森崎博之さんや戸次重幸さんらによるトークショーが行われる。(斎藤佑樹、小宮実秋、工藤雄高)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/439682
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