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終戦記念日:平和の尊さかみしめ 各地で催し /北海道

2011-08-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年8月16日 地方版

 66回目の終戦記念日を迎えた15日、道内各地でさまざまな催しが開かれた。今年は東日本大震災の犠牲者にも思いを寄せながら、平和の尊さをかみしめた。
 ◇「世界と連帯」アピール採択
 ◆札幌
 市民団体主催のアジア・太平洋戦争犠牲者の市民による追悼の集いが札幌市中央区の大通公園で開かれ、市民ら約30人が出席。全員で黙とうした後、東日本大震災に関連したアピールも行った。
 主催者の一人で、さっぽろ自由学校「遊」の共同代表、林炳沢(イムピョンテク)さんは、国を相手に10年に及ぶ裁判を闘った元従軍慰安婦の女性が東日本大震災で被災しながらも周囲の人に助けられたことに触れ、「被災地で行われた民族や国境を超えた人としての助け合いがあれば、戦争を避けられるかもしれない」と平和の尊さをアピール。また、在日韓国人の歌手やアイヌ民族の男性が歌や民族楽器を披露し、「戦争で犠牲となった方々に思いをはせながら、日本・アジア、そして世界の平和実現のために連帯しよう」とのアピールを採択した。【中川紗矢子】
 ◇祈りと鐘の音、修道院で集い
 ◆函館
 函館市上湯川町のトラピスチヌ修道院で15日、「世界平和のための祈りの集い」があった。立ち入りが制限されている聖堂で一般市民31人が修道女50人と一緒に聖書の言葉を唱和。平和を願う祈りをささげた。聖歌の後には平和の鐘が約300回鳴らされ、参加者は静かに黙とうした。
 同市乃木町の主婦、小松俊子さん(64)は「荘厳な雰囲気の中、修道女が祈る姿に感動した。これからも平和を願う気持ちを大切にしたい」と話していた。【近藤卓資】
 ◇風船を放ち不戦を誓う
 ◆釧路
 釧路市栄町平和公園で、16回目の「釧路市民戦災死没者慰霊式並びに平和祈念式」があり、約350人が参加した。
 同公園の平和モニュメント前で、黙とうと献花に続き、蝦名大也市長が式辞。東日本大震災での犠牲者と、世界各地から寄せられた支援に触れ、「これは国同士の関係が良好でなければあり得ない」と平和の大切さを力説した。平和への願いを込めた中高生の作文も朗読され、最後に空に風船を放ち、不戦への思いを新たにした。【山田泰雄】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110816ddlk01040151000c.html
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