杉田基
朝日新聞 2025年7月19日 8時00分
ユカリ(右)はアイヌのデポさんから森について様々なことを学ぶ=「urar suye」から
徳島県藍住町出身の映画監督、十川(そがわ)雅司さん(32)=東京都調布市=が北海道を舞台にアイヌの短編映画2本を制作した。うち1作は今年3月、日本国際観光映像祭2025(日本国際観光映像祭実行委員会主催)の旅ムービー部門で最優秀賞を受賞した。
作品はアイヌ語のタイトルで「urar suye(ウララ スエ)」と「cupki mawe(チュプキ マウェ)」。いずれも北海道釧路市阿寒町の阿寒湖アイヌコタン(コタンはアイヌ語で集落)で撮影。アイヌ文化に関心を寄せてもらう事業として市から委託を受けて制作したものだ。無料配信されており、2作の再生回数は計16万回を超えている。
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