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マンガ大賞「ゴールデンカムイ」展 舞台の小樽、原画で

2016-07-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/23 07:00、07/23 07:36 更新
 小樽市総合博物館は、「マンガ大賞2016」を受賞した漫画「ゴールデンカムイ」に登場する明治期の小樽やアイヌ民族の文化を原画とともに紹介する企画展「ゴールデンカムイの中の小樽」を、23日から手宮1の同博物館本館で開く。作者野田サトルさんの取材に全面協力した縁で、全国唯一の同作の展示会が実現した。
 ゴールデンカムイは明治末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元陸軍兵とアイヌ民族の少女が、伝説の金塊を求め陸軍第七師団や新撰組の残党らと激しい争いを繰り広げる冒険活劇。週刊ヤングジャンプ(集英社)で2014年から連載され、今年3月に書店員らが選ぶマンガ大賞を受賞し、大ヒット作となった。
 企画展は、原画を含め約30の漫画のコマを提供された。主に商都・小樽のにぎわいとアイヌ文化を紹介し、小樽編では作中で主人公がほおばる串団子が現在の小樽公園で人気だったことを説明。激闘の舞台となった色内大通や百十三銀行などの写真を飾り、忠実に描かれたコマを並べる。
 また、アイヌ文化編では弓矢など狩猟や生活の道具が描かれたコマを、同博物館所蔵の実物とともに紹介。触れられるヒグマの毛皮など約100点の資料を飾った。
 北広島市出身の野田さんは曽祖父が屯田兵だったことから同作を着想。14年に担当編集者と来館し、明治大正期の写真や文献を依頼した。「じっと資料に見入っていた」と学芸スタッフの山本侑奈さんは印象を語る。石川直章館長は「フィクションに膨らみを与える野田さんの細部のこだわりを見てほしい」と話す。9月25日まで。火曜休館。無料だが、入館料が必要。(峯村秀樹)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0296050.html
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