毎日新聞2024/7/31 地方版 有料記事 447文字
内閣官房アイヌ総合政策室は30日、英国のエディンバラ大学に保管されていたアイヌの3遺体の遺骨について、出土地域のアイヌ団体などへの返還申請受け付けを開始した。昨秋、同大学から報告があり、日本政府が今年4月に調査を実施。アイヌの遺骨と判明したため、返還請求を行っていた。英国でアイヌの遺骨が確認されたのは初めてだった。
5月に大学から「日本への返還を決定した」との連絡があり、正式に返還申請の受け付けを開始。期間は来年1月30日までの6カ月間で、期間中に申請がない場合は民族共生象徴空間「ウポポイ」(白老町)に集約するとしている。
アイヌ総合政策室によると返還される遺骨は、えりも町で発掘された男性▽浦河町で発掘された男性▽釧路市で発掘された女性――の計3体。いずれも発掘時期は不明という。
・・・・・
【金将来】