日本経済新聞 2020/2/14 17:00
札幌観光ブライダル・製菓専門学校(札幌市)はアイヌ民族の伝統酒「カムイトノト」を使ったカクテル作りを競う大会を催した。ホテル学科2年生のうち、予選を勝ち抜いた12人が参加し、カムイトノトの製造を手掛ける田中酒造(小樽市)の田中一良社長らが審査委員として出席した。

最優秀作に選ばれたカクテルはウポポイで提供される
最優秀作に選ばれたのは小川千晴さんがつくった「アンラコロ」で、アイヌ語でクロユリを指す。意中の人のそばにクロユリを置き、その人が手にすると必ず結ばれるというアイヌの伝説を題材にした。カムイトノトにヨーグルトリキュールなどを組み合わせ、ナスでクロユリをかたどった。4月に開業する民族共生象徴空間「ウポポイ」内のレストランでも提供される予定だ。
カムイトノトは神々や先祖へのお供え物としてアイヌ民族の儀式に欠かせないお酒で、ヒエに米こうじを加えて発酵させる。アルコール度数は10度ほどで、独特のコクとほろ苦さ、酸味が特徴だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55633380U0A210C2L41000/
札幌観光ブライダル・製菓専門学校(札幌市)はアイヌ民族の伝統酒「カムイトノト」を使ったカクテル作りを競う大会を催した。ホテル学科2年生のうち、予選を勝ち抜いた12人が参加し、カムイトノトの製造を手掛ける田中酒造(小樽市)の田中一良社長らが審査委員として出席した。

最優秀作に選ばれたカクテルはウポポイで提供される
最優秀作に選ばれたのは小川千晴さんがつくった「アンラコロ」で、アイヌ語でクロユリを指す。意中の人のそばにクロユリを置き、その人が手にすると必ず結ばれるというアイヌの伝説を題材にした。カムイトノトにヨーグルトリキュールなどを組み合わせ、ナスでクロユリをかたどった。4月に開業する民族共生象徴空間「ウポポイ」内のレストランでも提供される予定だ。
カムイトノトは神々や先祖へのお供え物としてアイヌ民族の儀式に欠かせないお酒で、ヒエに米こうじを加えて発酵させる。アルコール度数は10度ほどで、独特のコクとほろ苦さ、酸味が特徴だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55633380U0A210C2L41000/