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先住権について考えよう 浦幌で5月、海外事例学ぶシンポ 米国や豪州などの先住民族招待

2023-02-25 | アイヌ民族関連
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北海道新聞2023年2月24日 21:42

国際シンポジウムの概要や目的を語る差間正樹さん
 【浦幌】町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)が5月下旬に開催する国際シンポジウム「先住権としての川でサケを獲(と)る権利」には、五つの国と地域から先住民族、弁護士、法律学者らが浦幌に集結する。主催者のラポロアイヌネイションは、海外の先住民族の現状と先住権の「現在地」を伝えることで、アイヌ民族による先住権の要求がごく自然であることを浮かび上がらせたい考えだ。
 浦幌に集まる先住民族らの国と地域の内訳は、米国、カナダ、オーストラリア、フィンランド、台湾。8人を招待する方向で調整しているという。
 このうちオーストラリアからは「アボリジナルの人々」の権利と先住権実現のために活動するダニー・チャップマン氏、先住民の漁業権を巡る裁判に多く関わる弁護士キャサリン・リッジ氏を招く。
 計画では、5月26日午後2時~5時半に浜厚内生活館で開会セレモニー(歓迎のカムイノミ)を行い、国際シンポジウムは27、28の両日、コスミックホールで開催する。27日は午後2時~6時半で、内容は海外先住民ゲストの講演(通訳あり)。28日は午前9時~11時45分が同じく海外先住民ゲストによる講演(同)で、午後0時45分~4時半がラポロアイヌネイションとゲストの車座トークを予定している。
 ラポロアイヌネイションの差間(さしま)正樹会長(72)は「このシンポジウムを通じて明らかにしたいことは、先住権と国との関係が海外でどのように整理されているか。アイヌ民族による先住権の要求がごく自然であることを、他の先住民族の事例から学び、発信したい」と話している。
 一部を除き誰でも参加可。申し込み不要で無料。詳細は北大開示文書研究会事務局の三浦さん、電話0164・43・0128へ。(椎名宏智)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/806976
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