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台湾先住民の「無形文化資産」保持者ら、“人間国宝”認定の可能性高まる

2015-04-15 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾 2015/04/14 16:13
【社会】

(台北 14日 中央社)立法院(国会)で文化資産保存法の改正案が審議されている。早ければ今国会中にも成立する見通しで、台湾原住民(先住民)の無形文化資産に関する技術・知識保持者らは今後、教育機関での指導や講義ができるようになり、人間国宝に認定される可能性もある。14日付の聯合報が伝えた。
今回の改正案で新たに盛り込まれたのは無形文化資産の項目。タイヤル族の歴史伝承の「歌」やタオ族のトビウオ漁に関する「知識」などがこれに該当する。
歌仔戯(台湾オペラ)や伝統木彫りの分野では、すでに人間国宝とされた関係者らが大学などで教壇に立っており、今後は上記の無形文化資産の保持者も学歴に関わらず教育機関での伝承が可能になる。
これまで人間国宝に認定されていたのは、芸術家や工芸家が多かった。原住民ではパイワン族の伝統で、口と鼻で音を奏でる「口鼻笛」の演奏者2人などがいる。
(編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201504140006.aspx
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