北海道新聞 07/02 01:00
アイヌ民族を題材にした舞台「永遠ノ矢=トワノアイ」で熱演する宇梶剛士さん(右から2人目)=加藤哲朗撮影
【釧路】アイヌ民族にルーツを持つ都会の青年の葛藤を描いた舞台「永遠ノ矢=トワノアイ」が1日、釧路市内で上演された。作・演出も担当した俳優宇梶剛士さんが主宰する劇団「パトスパック」(東京)による2019年の作品で、道内は初演。アイヌ文化や差別の歴史も描かれ、約300人が理解を深めた。
東京で生まれ育った主人公が、アイヌ民族の亡き父の故郷・北海道に暮らす不仲の兄を訪ね、ルーツや家族と向き合う物語。民族の抑圧の歴史に触れ、伝統舞踊なども披露された。
宇梶さんはアイヌ民族にルーツを持ち、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPR大使も務める。
今回は主人公の叔父で、北海道で暮らすアイヌ民族の役で登場した。釧路市の阿寒湖アイヌコタン在住の山本栄子さん(76)は「アイヌの歴史をしっかり描こうとする宇梶さんの思いが伝わり、見てよかった」と話していた。
釧路公演は釧路市民文化振興財団などの主催。4日に日高管内平取町、7日には北見市で上演される。(伊藤美穂)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/562415
アイヌ民族を題材にした舞台「永遠ノ矢=トワノアイ」で熱演する宇梶剛士さん(右から2人目)=加藤哲朗撮影
【釧路】アイヌ民族にルーツを持つ都会の青年の葛藤を描いた舞台「永遠ノ矢=トワノアイ」が1日、釧路市内で上演された。作・演出も担当した俳優宇梶剛士さんが主宰する劇団「パトスパック」(東京)による2019年の作品で、道内は初演。アイヌ文化や差別の歴史も描かれ、約300人が理解を深めた。
東京で生まれ育った主人公が、アイヌ民族の亡き父の故郷・北海道に暮らす不仲の兄を訪ね、ルーツや家族と向き合う物語。民族の抑圧の歴史に触れ、伝統舞踊なども披露された。
宇梶さんはアイヌ民族にルーツを持ち、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPR大使も務める。
今回は主人公の叔父で、北海道で暮らすアイヌ民族の役で登場した。釧路市の阿寒湖アイヌコタン在住の山本栄子さん(76)は「アイヌの歴史をしっかり描こうとする宇梶さんの思いが伝わり、見てよかった」と話していた。
釧路公演は釧路市民文化振興財団などの主催。4日に日高管内平取町、7日には北見市で上演される。(伊藤美穂)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/562415