北海道新聞 07/20 05:00
【平取】源義経の渡来伝説に由来し、江戸時代からの歴史を誇る義経神社(町本町)は21日、義経公のご神像を142年ぶりに一般公開する。現存の姿を拝観できる貴重な機会で、公開後は傷みを修理する。
ご神像は木像で、義経が甲冑姿で台座に腰掛けた姿。高さは約40センチ。かぶとの一部が欠落し、色があせるなど、傷みはある。1799年(寛政11年)、江戸幕府の調査隊として択捉島に渡った探検家近藤重蔵が「この地に住む人のために」と町内の沙流川近くに安置。屋外に置かれていたが、1876年(明治9年)に社に奉られ、以降は人目に触れる機会はなかった。
来年が寄進から220年に当たるため、昨年12月に宮司に就いた◆田(にれた)美浩さん(41)が一般公開と修復を提案した。公開後は、京都の専門業者に修理を依頼し、復元する。来夏にも一般公開し、その後は5年に1度、公開する予定という。
義経が蝦夷地(えぞち)(北海道)に渡った北行伝説を研究する市民団体「義経夢の会」(岩手県)の山崎純醒(じゅんせい)会長は「義経の木像では最古ではないか。北行伝説を信じるファンには大きな意義がある」と強調。◆田さんは「義経やアイヌ民族が幾多の困難を克服した歴史を伝える重要なもの」と話す。
一般公開は9月2日までの午前10時~午後4時。拝観には、修ばつ料千円が必要。町民は無料。
◆は諭の言偏が木
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/210540
【平取】源義経の渡来伝説に由来し、江戸時代からの歴史を誇る義経神社(町本町)は21日、義経公のご神像を142年ぶりに一般公開する。現存の姿を拝観できる貴重な機会で、公開後は傷みを修理する。
ご神像は木像で、義経が甲冑姿で台座に腰掛けた姿。高さは約40センチ。かぶとの一部が欠落し、色があせるなど、傷みはある。1799年(寛政11年)、江戸幕府の調査隊として択捉島に渡った探検家近藤重蔵が「この地に住む人のために」と町内の沙流川近くに安置。屋外に置かれていたが、1876年(明治9年)に社に奉られ、以降は人目に触れる機会はなかった。
来年が寄進から220年に当たるため、昨年12月に宮司に就いた◆田(にれた)美浩さん(41)が一般公開と修復を提案した。公開後は、京都の専門業者に修理を依頼し、復元する。来夏にも一般公開し、その後は5年に1度、公開する予定という。
義経が蝦夷地(えぞち)(北海道)に渡った北行伝説を研究する市民団体「義経夢の会」(岩手県)の山崎純醒(じゅんせい)会長は「義経の木像では最古ではないか。北行伝説を信じるファンには大きな意義がある」と強調。◆田さんは「義経やアイヌ民族が幾多の困難を克服した歴史を伝える重要なもの」と話す。
一般公開は9月2日までの午前10時~午後4時。拝観には、修ばつ料千円が必要。町民は無料。
◆は諭の言偏が木
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/210540