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百年記念塔の解体正式決定 道が「構想」を策定

2018-12-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/27 18:12
道が解体する北海道百年記念塔。跡地にはモニュメントを作る
 道は27日、道立野幌森林公園(札幌市厚別区)にある北海道百年記念塔と北海道開拓の村、北海道博物館の今後のあり方を示す構想を策定し、道ホームページで公表した。外壁の剥落など危険性が指摘されていた百年記念塔については「老朽化の進展を完全に防ぐことは困難」と結論付け、解体する方針が正式に決まった。解体時期は未定。
 百年記念塔は北海道命名100年に当たる1968年に着工し、高さ100メートル。「全ての先人に対する感謝と輝く未来創造の決意」が建設の基本的な考え方だったが、当時の100年記念事業は開拓者である和人の歴史観が強くにじみ、先住のアイヌ民族への配慮に乏しいとの批判もあった。
 地元住民などから残すべきだとの声も出たが、今後50年間の維持費が約28億円に上ることなどから、道は「将来世代の負担軽減の観点から解体もやむを得ない」と判断。跡地には「互いの多様性を認め、未来志向に立った北海道を象徴」するモニュメントを作ると明記した。
 明治~昭和初期の道内の建築物52棟を集めた開拓の村は、開拓の歴史を体験的に学べる野外博物館の役割だけでなく、積雪寒冷地の歴史的建築物を修繕する人材の育成拠点としても活用する。
 2015年にリニューアルオープンした北海道博物館は、20年に胆振管内白老町に開設される「民族共生象徴空間(ウポポイ)」との共同研究などの連携も図る。(小林史明)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/262593
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