北海道新聞 2025年5月19日 18:36
【浦河】アイヌ民族の伝統を受け継ぎながら現代を生きる親子を描いた映画「アイヌプリ」が、町内の大黒座で3日まで上映された。最終日には、主人公らの舞台あいさつも行われた。
「アイヌプリ」は釧路管内白糠町の天内重樹さん(40)親子が、現代の生活の中で伝統的なサケ漁の手法などを受け継ぐ姿を、2年以上かけて追ったドキュメンタリー。
舞台あいさつに立った天内さんは、一発で仕留めるシカ撃ちのシーンを「すご腕に見えるけど、10回以上山に入って撮った場面。途中でカメラのバッテリーが切れ、交換する間にシカが逃げたこともあった」と、撮影での苦労を振り返った。・・・・・