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登別の郷土史研究に情熱注ぐ―故宮武さん企画展始まる

2016-01-17 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2016年1月16日(土)朝刊】

図書館アーニス分館で始まった企画展「郷土史家・宮武紳一」
 登別市の郷土史研究に力を注いだ故宮武紳一さん(享年87歳)の足跡を紹介する登別市教委主催の企画展が15日から、中央町の登別市立図書館アーニス分館で始まった。
 宮武家は明治期に香川県から入植した旧家。宮武さんは1926年(大正15年)8月21日に幌別村で生まれた。中央大卒業後、故郷に戻り幌別中学校勤務。38歳から登別高校で日本史を担当、郷土史部顧問としても活動した。
 43歳の時、仲間と一緒に登別郷土文化研究会を立ち上げた。アイヌ文化や幌別場所、地名、労働者―など、登別市に関する幅広い研究に情熱を注いだ。「広報のぼりべつ」で16年間、「郷土史探訪」を連載した。
 会場にはこれら功績をまとめたパネルのほか、「郷土史探訪」自筆原稿の写真パネル、登別郷土文化研究会「ぷやら」などの寄稿書籍が並べられている。2月22日まで。
 来場した山田達夫さん(72)=室蘭市=は幌中時代の教え子。「漫談が好きで話が楽しい先生だった。亡くなる2年前『よくカムイヌプリに登っている』と話していたことを思い出しました」と別れを惜しんでいた。
(鞠子理人)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2016/01/16/20160116m_05.html
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