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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

時空を隔てた再会

2016-09-05 | 先住民族関連
毎日新聞2016年9月3日 大阪夕刊
 かつて交流した中米グアテマラのマヤ先住民族男性と先月、十数年ぶりに言葉を交わした。フェイスブックで「知り合いかも」と名前と写真が表示されたのだ。連絡すると、すぐに返信があった。近況を伝えながら、当時を思い出した。
 名はフアン・レオン。内戦下で軍に弾圧されたマヤのリーダーの一人で、自らも1980年前後に迫害され、父を殺された。95年の選挙でマヤ初の副大統領候補となったが、右派の攻撃が懸念された。ジャーナリスト志望の学生で現地にいた私は、NGOの紹介で15歳上の彼の外国人同行者となり、いわゆる「人間の盾」として3カ月寝食を共にした。
 当時は携帯電話も電子メールも使えず、連絡を取るには会って話すしかなかった。その後も2、3回、同国と日本で再会したが、次第に縁遠くなった。それが今や簡単に無料で言葉を交わせる。丸くなった互いの顔にも時の流れを感じた。
 彼は今、同国の駐キューバ大使だ。先住民族の文化を守る活動を続けている。私はと言えば新聞社の支局次長。あの頃の志は持続しているか。時空を隔てた再会に、そう自問させられた。【太田裕之】
http://mainichi.jp/articles/20160903/ddf/041/070/009000c

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三重県内の博物館など、津でシンポ 学芸員の「イチオシ」紹介

2016-09-05 | アイヌ民族関連
産経ニュース-2016.9.4 07:06更新
 博物館や美術館の学芸員が思い入れのある展示品を紹介するシンポジウム「ミュージアムトーク!!『私のイチオシ』」が3日、津市一身田上津部田の県総合文化センター・レセプションルームであった。
 秋の企画展示や知られざる博物館の面白さをPRする機会をつくろうと、県生涯学習センターが毎年この時期に開催しており、今回が5回目。県内6館の学芸員が、秋の目玉品や注目されていない名品を紹介し、約130人が聞き入った。
 松浦武四郎記念館(松阪市)の山本命学芸員は秋の特別展「世にも稀(まれ)なる蝦夷(えぞ)屏風(びょうぶ)」(21日~11月20日)で初公開する蝦夷屏風を紹介。幕末に蝦夷地を6回踏査した武四郎の旅の領収書やアイヌ民族の少年が文字の手習いをした紙、大久保利通の手紙などが1枚の屏風に貼り付けられているという。
 パラミタミュージアム(津市)の湯浅英雄学芸員は、館が所蔵する木像十一面観音立像の修復過程で鎌倉時代の仏師、長快が作ったことを示す銘文が見つかり、国の重要文化財に指定されるまでの経緯を紹介。斎宮歴史博物館(明和町)の船越重伸学芸員は、展示室の入り口付近に展示されているが、ほとんどの見学者が通り過ぎてしまうという斎王の人形がイチオシとし、ぜひ見てほしいと呼びかけた。
http://www.sankei.com/region/news/160904/rgn1609040023-n1.html


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[読書]ミリネ編、皇甫康子責任編集「家族写真をめぐる私たちの歴史」 差別バネに前向く女性

2016-09-05 | アイヌ民族関連
沖縄タイムス 2016年9月3日 11:00
 さまざまな出自をもつ24人の女性たちが、「家族写真」を手がかりに祖母や母の時代、自身、娘の時代へとつながる歴史を綴(つづ)ったのが本書である。在日朝鮮人、被差別、アイヌ、沖縄、フィリピン、スリランカ、ベトナム出身という、日本社会に生きる民族的マイノリティーの女性たちによる、いわば日本近現代女性史の裏面史だ。

「家族写真をめぐる私たちの歴史」御茶の水書房・2376円/編集した「ミリネ」は1991年に発足した在日の女性らがつくる団体。朝鮮語で「銀河」を意味し、行動することで銀河のように輝きたいという思いでつけた。本書の執筆者は1945~91年生まれの国内に住む女性24人
 父親が移住を機に結婚したフィリピン人女性を母に持つ新垣安子さんは、父親を中心に、18歳年下の母、きょうだい5人の写真を掲載。戦後の沖縄引き揚げに同行し、異国の地で生活する母親の心の機微に触れ、アジアへの関心に連ねる。
 大城尚子さんは、「戦争」を語らない祖父と、伊江島で戦争を体験した祖母の生き方を通して自らのルーツをさぐり、アイデンティティーを確立するプロセスを紹介。余命わずかの祖父の手を握る祖母の手がアップされた写真が老夫婦の苦難の歴史を感じさせる。
 ウチナーンチュの父と福島・青森をルーツとする母をもち「沖縄二世」として生きた仲間恵子さんは、乳児の頃の自身を抱き上げる父と、笑みを浮かべ寄り添う母の写真を掲げる。しかしその後の両親は不仲、自身の沖縄的名字に悩みながらも、複合アイデンティティーからウチナーンチュを選択する。
 玉城福子さんは、今は亡き姉の入った家族写真を紹介。父の仕事の都合で大分県で幼い日を過ごし、小学校から沖縄に移ったものの、「ナイチャー」といじめられないよう気を遣うほど、文化の違いがストレスになったという。そんな彼女も、県外へ出ることで構造的な沖縄差別を認識し、さらにさまざまなマイノリティーとの出会いによって活動を広めていく。
 本書には「違い」ゆえに差別されながらも、むしろそれをバネに前向きに生きる女性たちの声がびっしり詰まっている。用語にはていねいな注釈が付されている上、巻末の個人史を対応させた年表が、さらに本文を補完する役割を担っている。同時代を生きる「私たち」から次世代へのメッセージとなる、貴重な「証言集」といえよう。(宮城晴美・沖縄女性史家)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60448


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砂澤陣「北海道が危ない!」を読め

2016-09-05 | アイヌ民族関連
BLOGOS-2016年09月02日 13:56 小林よしのり
天才彫刻家・砂澤ビッキの息子であり、アイヌ系日本人の砂澤陣が本を出したのを知っているか?
『北海道が危ない!』(育鵬社)である。
砂澤陣は「個人」でアイヌ利権と戦っている。
わしがアイヌ問題を取り上げたら、運動家どもが狂ったようにバッシングしてくる。
わしはアイヌの血が入ってないので、真実を言うと、差別者にされてしまう。
わしはもううんざりしてしまった。
だが砂澤陣はアイヌ系であり、当事者である。
差別者にでっち上げるのは無理である。
だから運動団体や運動家は困るだろうし、恐いだろう。
砂澤陣だって、どれほどの中傷・罵詈雑言に晒されたか想像がつく。
だが砂澤陣はくじけない。
このような男を見るとき、逆に「アイヌ系日本人」への敬意が芽生えてしまうのだから面白い。
弱者のふりして利権に依存するのではなく、砂澤陣は「個人」で「集団」に立ち向かっていく。
メディアも砂澤陣を無視し続けるのだろうか?
しかし恐ろしいものだ。
メディアはどうしても抗議団体に弱くて、「個人」を封殺する。
彼の孤独な戦いを応援しよう!

http://blogos.com/article/189165/

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アイヌ文化 新千歳空港の展示スペース3倍に 外国人客への発信強化

2016-09-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/03 05:00、09/04 09:59 更新

新千歳空港国際線到着ロビーに設置されたアイヌ文化展示コーナー
 【千歳】 新千歳空港 国際線ターミナルビルの2階到着ロビー南側にあったアイヌ文化展示コーナーが、ロビー中央部に移転した。展示スペースも従来の3倍に拡がり、 外国人観光客 らの目を楽しませている。
 コーナーを管理するアイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)が、外国人観光客へのアイヌ文化の発信力を高める狙いで先月31日に移転。これまでの設置場所は目立ちにくく観光客も素通りしがちだったが、新たな場所は到着口のほぼ目の前で、ロビーに姿を見せた観光客を出迎えるような構成になった。拡張された50平方メートルのスペースにはマキリ(小刀)やルウンパ(木綿衣)など6点を展示。アイヌ文化を紹介する英語、中国語、韓国語の字幕付き映像も上映している。
 家族旅行で北京から2日に新千歳空港に到着したフユウさん(35)は「『アイヌ民族』という言葉は聞いたことあったが、詳しく知らなかった。こんなコーナーがあるのはいいこと」と話した。(佐々木風人)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0311914.html

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