(北海道新聞 06/09 15:00)
【北広島】市民大学1期生として今春卒業した26人が、「きたひろ市民大学OB会」(川名広満会長)を設立した。地元の文化財を通して「北広島の歴史や文化を広く伝えたい」と、化石を題材にした紙芝居づくりや、「島松軟石」を使った建造物の調査などに取り組んでいる。
市民大学は、市内の文化財などを活用してまち全体を博物館に見立てる「エコミュージアム構想」の一環として、市教委が主催している。
1期生は2009年から2年間、北広島の自然や歴史を学び、卒業後も活動を続けようと4月に会を結成。11のグループに分かれ、大正期から1960年ごろまで市内で採掘されていた「島松軟石」を使った建造物や、アイヌ民族の砦(とりで)「チャシ」の跡などを調査している。
紙芝居づくりを担当するグループは7日、市中央公民館に集まった。7月に完成予定の紙芝居は、市内で化石が発掘された「キタヒロシマカイギュウ」を題材にした空想の物語で、「乱獲で絶滅したといわれるカイギュウの家族」を主人公にして命の尊さを訴える。グループ代表の松岡純子さん(67)は「市内に立派な文化財があることを子供たちに知ってほしい」と話す。
同会は「北広島の歴史や文化を伝え、市民にまちを好きになってもらいたい」としており、市民大学の卒業生以外もメンバーに受け入れるという。(貝沢貴子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/298072.html
【北広島】市民大学1期生として今春卒業した26人が、「きたひろ市民大学OB会」(川名広満会長)を設立した。地元の文化財を通して「北広島の歴史や文化を広く伝えたい」と、化石を題材にした紙芝居づくりや、「島松軟石」を使った建造物の調査などに取り組んでいる。
市民大学は、市内の文化財などを活用してまち全体を博物館に見立てる「エコミュージアム構想」の一環として、市教委が主催している。
1期生は2009年から2年間、北広島の自然や歴史を学び、卒業後も活動を続けようと4月に会を結成。11のグループに分かれ、大正期から1960年ごろまで市内で採掘されていた「島松軟石」を使った建造物や、アイヌ民族の砦(とりで)「チャシ」の跡などを調査している。
紙芝居づくりを担当するグループは7日、市中央公民館に集まった。7月に完成予定の紙芝居は、市内で化石が発掘された「キタヒロシマカイギュウ」を題材にした空想の物語で、「乱獲で絶滅したといわれるカイギュウの家族」を主人公にして命の尊さを訴える。グループ代表の松岡純子さん(67)は「市内に立派な文化財があることを子供たちに知ってほしい」と話す。
同会は「北広島の歴史や文化を伝え、市民にまちを好きになってもらいたい」としており、市民大学の卒業生以外もメンバーに受け入れるという。(貝沢貴子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/298072.html