学校は閉鎖されているけれど、
家庭での課題、
郵送されて、
机に向かう、
送り返されてくるプリントを添削、
日々のこと記した日記に、
添える担任の言葉、
YouTubeによる毎朝の礼拝、
時に担任の電話が鳴る、
祈り、
望みをもって待つ、
新しい日を、
与えらえた日々と時間から、
自らが創り出す時間と日々を、
元に戻ることを臨むのではなく、
新しい自分の道を、
自らが、
切り開いていく、
あなたの命、
山桜がすっかり散り、
山藤が香る季節となる、
小学校校庭、
どんぐり山の山藤、
熊蜂が飛び行く、
キャンパス、
本館の建物が陽に輝く、
緑なす森、
陽が葉を刺す、
フキの葉にも、
ニラの花が匂う、
ガクアジサイが控えめに咲く、
キャンパスの、
カブトムシの養殖場が、
目覚める、
新しい寝床を用意する、
三箱に、
九〇余匹、
養殖場は他に数か所、
カタバミの花が可憐に咲いている、
陽を浴びた山吹一輪、
季節は巡りくる、