名古屋季節だより

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124 「晩秋の三渓園 その弐」

2013-11-26 07:50:53 | 日記

 関東での木造最古の塔である、旧燈明寺三重塔が丘の上にシルエットで立つ。
 京都、木津川から移築されてきた。

 

 暮れなずむ空に、鐘の音が聞こえてきそうな、
 
    

 緑青色の孟宗竹の狭間から茶室が見え隠れする、

 

    

 
 何の木かと思ってしまう幹の造形に出会う、
 その朽ちた幹から若枝が伸びていた。

    

 一枚、また一枚と落ちていく桜の葉、
 その枯れ葉の後に、
 もうすでに春を待つかのように葉芽が育っているのに気づく。



 目を遠くに向けると、名残の紅葉と尾花が重なって風に吹かれている。

 

 すでに冬枯れの蓮、しかし泥の中、地下茎はすくすくと育っているのでしょうね。

 

 池の水面に映る紅葉を橋の上から逆さに見る、

 

 水面が揺れると、幻想的な世界が現れる。


 


 水鳥が、冬の陽射しを浴びて、動かない。

 


 眠るがごとくの水鳥を後に、門に戻ってくると、江戸菊が見送っていた、御見事。

 
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