城跡の石垣に妙味を思う、
福岡城跡に続き、
唐津城の石垣に寄せる思い、
地下鉄がJRと乗り入れ、
天神から唐津に向かう、
トンネルを抜け、
コトコト走る単線、
列車の旅はどこまでも、
線路は続く、
虹ノ松原駅、
最後尾の車両に移動、
運転席の窓から見ると、
夢が追いかけて来る、
虹ノ松原も奥の方になると、
鬱蒼とした雰囲気を醸す、
海岸側の反対の線路沿いの虹ノ松原、
海岸沿いを列車は走る、
やがて川口に見えて来た唐津城、
唐津駅に降り立ち、
少し歩くと城門、
しかし城門はなく石畳の階段が続く、
緑の木々に苔むした石垣が続く、
時間がゆったりと動いている、
城門の礎石だけが残る、
天守台では、
塀の支えが古色を残す、
遠くに霞む港と島、
虹ノ松原が薄らと浮かぶ、
石垣の修理が為されていた、
外郭の石垣が延々と残る、
途中に移築された城跡の門が残る、
旅館となっていた、
門の内側から見ると石垣が続く、
振り返ると、
ふじの名はが揺れていた、