早春の舞岡、
里山にも春の兆し、
季節を感じるには、
自然の中に時を過ごす、
陽の光にも温かさを、
枯れ枝にも、
なお堅い芽が待つ、
楓の林にも新芽が、
しじゅうがらの声がひときわ響く、
農家の納屋、
唐辛子がさらに辛さを増す、
なお暗く寒い部屋に、
雛人形の段飾り、
囲炉裏に暖が、
裏の土手に、
フクロウとウサギが、
藁のどんど焼きは何時、
沼の氷もぬるむ、
半鐘、
風見鶏は変わらず、
裏の竹藪から、
朽竹でたきぎを、
ぽんぽんと音が笑う、
白梅にメジロ、
池の水色が変わる、
山間の畑の白菜が、
何故か、
母屋の裏の道に、
何と、
シイタケ、
小道を暫く辿ると、
福寿草が群生、
捨て置かれたのが、
自然と増えていったのか、
春は芽吹く、
例年よりも早く、