東京渋谷、
青山学院中等部、
高等部の隣り、
初等部の向いに建つ、
広報委員会に出席、
余りに広いホワイエに圧倒される、
2階に位置する生徒昇降口に入ると、
1階へと階段が広がる、
下から見上げると、
宝塚歌劇の階段のよう、
フィナーレが今まさに、
外は春の雨が静かに降っている、
楓の枝に滴が、
雫が大きくなって落ちて行く、
また一滴、
雫の中に世界を映す、
白い馬酔木が、
黄色い柊が寄り添う、
薄桃色の木瓜がしっとりと、
ここにも沈丁花の春の匂いが、
春の雨は優しい、
少し濡れてみようかと思う心もわかるというもの、