盛夏に出会った芙蓉とは、
何処かが違っている、
名残の芙蓉に秋を感じる、
白、
立ち枯れの木にツタが這う、
何枚かに紅葉が始まる、
沼の睡蓮も、
一葉、
ひと葉と消えて行く、
沼沢植物群生地のも、
静かな日が訪れ出す、
コウホネが沼に残る、
寂しげに一輪、
湧き水が勢いを増す、
流れの堰、
真上から見ると、
静と動、
静かな湖面に、
一つの杭を見る、
気づくとこちらにも、
可愛い盆栽のよう、
何時もの気に入りの杭、
狭い敷地に繁茂、
さざ波を見つめる野草、
水面から顔を出す杭、
歴史に中に、
沈みそうな杭もあり、
こもごも、
美しい杭二つ、
風が柳を撫でる、
その傍らに、
沈む杭に乗る鴨、
懸崖のミズキ、
ツリフネソウを見つける、
楽し、
この時間に人は居ない