名古屋季節だより

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41 早瀬の鷺

2013-06-18 13:55:09 | 日記
流れる早瀬の鷺、
   


静寂の堀は抹茶のよう。
     


石垣から染み出る水、
     


その水を受ける瓦の模様。
     


昔、火を浴びた銀杏の木に新芽、
     


石垣に消える抜け道とも思える通路、
     


御殿の下には暗闇の通路、
   


美しくも、石垣には名の知れぬ草が似合う。
 



何もせずとも時間は流れゆく、
何かを為しても、時間がその華やかな記憶をやがて消していく。
悠久の時間に身を委ねると、今まで見えなかったものが見えて来る。
残された時間が短くなると、人には何が大切かがやっと見えてくる。
また、何ものにも、愛おしさが感じられてくるから不思議である。
時間があっても、知ることは難しい。
時間がなくならないと、分からないことが多すぎる。

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