名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

横浜英和465 「晩秋、横浜郊外に移された歴史建造物」

2019-11-05 06:50:30 | 日記

 三渓園、

 原三渓によって、

 移された歴史建造物、

 今では一つの世界を構成している、



 



 秋の深まりを感じ出す、

 今日この頃、



 蓮の葉が枯れ、

 見捨てられた破れ傘、



 



 遠くに三重塔、

 近くに和船、

 水面が微かに波立つ、



     



 アオサギが魚を狙う、



 空は青く、

 尾花が動く、



 



 藁ぶきの屋敷、

 人の気配が消えている、



 



 田舎道を抜け、



     



 門に至る、



 



 張り替えられた障子が輝く、



 



 



 陽は銀色、



 



 路傍のツワブキに、

 目を止めながら、



     



 石段を上る、



 



 林の中に、

 十三重塔、



     



 懸崖造りの屋敷に出る、



 先の三重塔を間近に、



     



 さらに進むと、

 竹林の一軒家、



 



 こちらの障子もまた、

 張り替えられて、

 内側からの淡い光を思う、



 



 奥に母屋が続く、



 



 一輪のアザミ、



 



 小さな流れに、

 白い小さな花が数多こぼれる、



 




 やっと茶室にたどり着く、



 



 開け放たれた座敷が、
 
 時を待つ、



 



 



 



 読経が遠くに聞こえる、



 



 ホトトギスにクマ蜂、



 



 長閑な秋の一時、


 

 



 


 
 



     


 

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