135 「立教大学、ツタの絡まる校舎に」

　喧騒な池袋駅界隈を抜け、

　立教通りを歩いてくると、

　煉瓦の校舎が見えてくる。

　大学への門を入ると、

　

　色づいたツタの校舎が出迎える、

　　　　

　誰もが憧れた塔のある校舎、

　

　その左右に２本の円錐形のモミの木が、黄色く色づいた銀杏の木とともに立つ。

　

　その横にチャペルが

　

　ピラカンサの赤と黄色の実が、アドベントのリースとなる、

　

　静かに続いていく煉瓦の校舎

　

　それぞれの学校に、それぞれの香りがある、セント・ポールの香りが漂う暮れなずむとき。