社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

今日は暑いですね!

2015-07-31 07:15:13 | 日記

再度、釧路の天気。
昨日のあいさつは「今日は暑いね」でした。

しかし最高気温は21度。

東京から見るとなんとぜいたくか。

昔は冗談で、「30度を超えたら休みにする必要があるね」と話して
いた。釧路に住んでいると、25度を超えるとゲンナリしてくる。
普通に生活をしていて汗をかく回数があまりにも少ないため。

東京からの便で釧路空港に到着すると、旅行者から「涼しいね」、
「肌寒い」との声がよく聞くことがある。
クーラーの効いたお店に入った気分だ。

夏休みは、ぜひ釧路市へ。


不誠実

2015-07-30 07:17:14 | 日記

きのうは参議院で、小池晃氏が「戦争法案」を追及した。
このままでは必ず死者が出ると追及しても、「戦闘行為がないと見込まれる場所を」と相変わらず同じ答弁。すかさず「法律に書いてあるのか」と聞くと、中谷防衛大臣は、しぶしぶ「どこにも書いてない」と答える状況であった。

当たり前だ。旧条文から削除したからである。
周辺事態法→重要影響事態法に変えて、削除した項目は第三条「後方地域 我が国領域並びに現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる」
これが全文削除されている。

安倍首相の「安全」という答弁が、いかに不誠実か、よくわかる。

アメリカの引き起こした9・11に対するアフガニスタンへの報復戦争がいかに世界を危険にさらしているか。

小池質問で、テロがいっきに増大している。

家族が、友人が殺され、憎しみと報復。
憎悪の連鎖をどう断ち切るか、が問われている。

アメリカ軍への武器弾薬、食料や水を戦闘現場まで運べば、間違いなく、戦闘になる。そして日本も憎悪の連鎖に巻き込まれていく。

これが「戦争法案」でもっとも現実的な危険だ。
日本が攻撃されたらどうするのか、などという抽象的な問題ではない。

「総理は、自身の地元中の地元からの厳しい声をどう受け止めているのか」。小池氏は、安倍晋三首相の祖父、安倍寛氏の出身地であるである故郷の浄土真宗本願寺派の組長(そちょう)が手紙を送ったことを紹介した。
「貴殿の祖父、安倍寛氏は、・・・反戦の立場より翼賛体制に染まることなく批判し、無所属で見事当選されました。ご尊父、普太郎氏は『俺は安倍寛の息子だ』と父を誇りとされていたとのことです。なぜ貴殿が安倍家の誇りを大切にされず受け継がず、日本を危険な方向へ導かれるのでしょうか」。
これに対して、安倍首相は、「地元にもさまざまなご意見がある」、「今回の法案は間違いなく、国民の命を守り平和な暮らしを守り抜くもためのものだ」と強弁しました。(30日付赤旗)

まさに聞く耳を持たないとはこのこと。

一日も早く安倍首相を退陣させないと国民の命が危ない。


狭い地域で違う天気

2015-07-29 07:10:36 | 日記

今朝、昭和地域の配達に出かけた。我が家は雨に近い霧雨で、すぐ濡
れるほどであった。ところが昭和地域に着くと、道路は乾いていた。
30分ほどして戻ると、同じ状況であった。

釧路市は、海岸沿いと5キロほど入った地域の天気がまったく違うこと
が多い。とくに霧の季節の時期は違いが大きい。
郊外は晴れているのに、海岸地域では「霧の塊」が動いていく様子は
いつ見てもこころが動く。

阿寒や鶴居から釧路市内に戻るとき、釧路の市街地が霧のドームに覆
われているときがある。映画や小説に都市を覆うドームをテーマにし
たものがあるが、まさにそのイメージにピッタリ。

霧の街くしろ。霧の幣舞橋に霧笛が鳴り響く。わびしさと旅情があふ
れだす季節でもある。
旅行者からは抒情あふれる土地柄だが、住んでいる我々は洗濯物が乾
かない。困った現実がある。

落差が大きすぎる。

まもなく8月、そして9月は、快晴が続く。釧路は日本でも有数の晴
れの天気が続く季節になっていく。

今日は釧路の天気について。


WWⅠ

2015-07-28 06:25:30 | 日記

今日は第1次世界大戦が始まった日。
WWⅠは、World War 1 の略だ。
Between WWI and WWII は、第1次大戦と第2次世界大戦の間の
年月を言う。ヒットラーが台頭してきた時代である。同時に、日本
はいっきに軍国主義に突入していった時代でもある。

この1ヶ月ほど前に、セルビアの青年によるオーストリア・ハンガ
リー帝国の皇位継承者が銃撃されるという「サラエボ事件」が発生
している。これが「トリガー(引き金)」となって、緊張が頂点に
達していた当時の帝国主義国の世界大戦に突入した。7月28日が宣
戦布告した日であり、人類の歴史上、初の世界戦争になった。

二度の世界大戦は、どんな結果をもたらしたか。
想像を絶する惨禍を人類に与えたのではなかったのか。

戦後70年。その風化がすすんでいる。
新聞、テレビなどで、特集を組んでいるが、同時に「軍事力でこそ
平和」、「切れ目なく、シームレスな自衛隊の対応を」など・・・
再び、国連憲章第51条による「集団的自衛権」を強調し、軍事同盟
こそ、世界大戦を引き起こした教訓が忘れ去られ、軍事が肥大して
きている。

そして「日本を取りまく国際環境は厳しさを増している」、安倍首
相が好んで繰り返すフレーズである。
本音は「権益が侵される」ということ。戦前はこれがまかり通って
いた。・・・「満蒙は日本の生命線」

安倍首相や、自民・公明の「戦争法案」の必要性の根拠に、中国の
尖閣列島、南沙諸島の状況を利用している。私は戦前の「権益」を
思い出す。
そして、「戦争法案」は日本が攻撃されることではなく、アメリカ
の戦争に自衛隊員を参加させることでもある。それが安倍首相の
「権益」ではないか。

23日のブログにに書いた映画「西部戦線異状なし」の悲惨さは、忘
れられていく。

あらためて、今日の日、第1次世界大戦がはじまった日として、
「戦争法案」を廃案にしていく決意を固めたい。


夜は寒かった!

2015-07-27 07:13:25 | 日記

ニュースで連日、関東地方の猛暑が報道されている。
しかし、昨日の釧路の夜は寒かった。
釧路気象台で確認。最近はネットで詳細が見られる。便利になった
ものだ。

暑いといわれる埼玉県の熊谷市と比べてみた。
なんと! 日中は、20度近くも差が開いた。
夜の15℃だと、半そででは寒い。

釧路市にいると、関東地方の方々には「・・・・・」と思ってしまう。

8月には高校野球がはじまる。
甲子園球場は、無風となると40℃は超えてしまう。
この暑さで、釧路人は本来の力は発揮できない、と常々思っている。
東京に行くと、立っているだけでふらついてくる。

そのかわり、避暑地代わりに、釧路市を訪れる人が増えている。
魚もおいしいし。(やはり刺身だ!)
間もなくサンマの刺身が食べられる。

ところでサケ・マス漁が大変な事態になった。今年はサケが不足して
商売にならない、来年はもっと大変と店じまいを考えている人が増え
ているのでは。
さらに、サンマも漁獲減が予想されている。

「戦争法案」にかまけている「自・公政治」の責任が問われている。


空疎

2015-07-26 07:04:53 | 日記

今週の赤旗日曜版にNHK元アナウンサーの山根さんが登場している。
アナウンサーとして言葉を大切にしているが、言葉の「乱れ」より、「空疎」が怖いと述べている。

「言葉は猫なんです」は名言だと思う。
「言葉は犬のようにしつけができない。言葉の乱れより、言葉が空疎になっていることの方がよっぽど怖い。」

例として「平和」について語っている。
私もその通りだと思う。

戦争は常に「平和」の名のもとに行われるからである。
安倍首相のいう「積極的平和主義」はその最たるものではないか。
なにせ地球の裏側まで出向いて、アメリカ軍の戦闘現場の直前まで武器・弾薬を運ぶ。さらには、戦闘現場にもアメリカ兵の救出に出向く。
これで、どうして「戦闘」にならないのか。
「武力行使」にならないのか。

「武力行使」ではなく「武器の使用」
「兵たん」ではなく「後方支援」
「戦闘地域」と「戦闘現場」
アメリカ軍との「武力行使の一体化」はしない。などなど・・・

キリがない。

新しい言葉もある。・・・「存立危機事態」
まったく別の概念である個別的自衛権と集団的自衛権を、無理やり融合させるために創作されたもの。
だから国会での答弁を聞いても良く分からない。
あまりにも抽象的だから。

抽象的すぎるのもマズいと思ったようで、「ホルムズ海峡の機雷封鎖」をもちだしている。しかし、これほど非現実的な「事態」はない。

最後は決まり文句のように「総合的に判断する」と安倍首相は答える。
これって・・・、すべて一任する「独裁」につながることではないか?

「平和」

私たちが望む平和とは、どんどんかけ離れていく。
言葉の「空疎」の先には、戦争が待っている。

「大東亜共栄圏」、「八紘一宇」の世界である。

そういえば「空疎」でない法改正がある。
今回の「戦争法案」のなかの自衛隊法の改正である。

(自衛隊の任務)
第三条 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、
  
第三条 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを主たる任務とし、

下線部分が削除されている。
これは、「専守防衛」から世界中に自衛隊を派兵し、戦うことを意味する。集団的自衛権と「合致」させるために必要な「削除」だった。
日本が攻撃されていなくても、「武器の使用」ができるように。
「専守防衛」の教育を受けた自衛隊員は何を思うだろうか。

これは「空疎」ではない。


お詫び

2015-07-25 07:49:24 | 日記

飲酒運転と事故、人の命にかかわることであり絶対にあってはならない。砂川市の党の議員が重大な事件を起こしたことに対して、怒り、憤りが寄せられている。同じ党の一員として、重ねてお詫びしなければならない。所属している地区委員会が「お詫び」を出したので、全文転載。

報道各位

星洋一砂川市議の議員辞職について
              2015年7月23日
              日本共産党北空知留萌地区委員会

 市民が一丸となって飲酒運転根絶に努力しているときに、仮にもその先頭に立つべき党の市議会議員がこのような重大な事故を起こしたことについて、まずお詫び申し上げます。
 今日23日午前9時40分に、日本共産党砂川市議である星洋一議員が、道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告)の罪により逮捕されました。
 日本共産党北空知留萌地区委員会は7月23日、星洋一市議に対し議員辞職を勧告し、星市議も速やかに議員辞職願いを届け出ることを了承しました。弁護士を通じて市議会議員を辞職するよう勧告し、本人も受け入れたものです。市議会議長に辞職願を届けで、辞職が認められました。
 星市議の容疑は、酒気帯び運転であり、接見した弁護士にたいして、酒を飲み自家用車を運転し、22日午前3時過ぎに国道12号線沿いの電柱に衝突する物損事故を起こしたことを認めています。飲酒運転そのものが犯罪であり絶対に許されない行為です。事故を届け出ず破損した車を放置して自宅に戻った行為も重大な違法行為です。
 星市議の行為は、公人である市議会議員としての資格が問われ、市民の命や暮らしを何よりも大切にする党議員の任務と役割に照らしても相容れないものです。
 砂川市議会では親子5人が死傷する事故を受けて、「飲酒運転などの交通死亡事故を撲滅する決議」を全会一致で可決しています。
 市民や飲食店など関係者が一丸となって飲酒運転を根絶しようと努力しているときに、その先頭に立つべき党市議会議負が飲酒運転による事故をおこしたことは、関係者と市民にたいする背信行為であり、みなさんに重ねてお詫びするものです。
 ふたたび、このような不祥事を起こさないよう、全党をあげて努力することを重ねて申し述べます。

 以上です。

私も議員時代、アルコール問題の相談が多く、アルコールとの「たたかい」を進めてきた一人としてあまりにも残念である。

アルコールは、理性を麻痺させる「至酔性」の飲み物であり、「依存症」という病気を発症させる。一度、この病気になると「生涯にわたる断酒」しか治療法はない。

今回のケースがこうした問題に該当するかわからないが、理由はどうあれ、社会的責任はあまりにも重い。

あらためてアルコール問題で、自らと同僚議員ともども身を引き締めていくとともに、こうした事件を起こさないためにも、私たちが提唱している「市民道徳」をいっそう深めることを誓う。

なお、このブログの5月31日~6月2日にかけて、私の「依存症」相談事例の一部を書いた。参考に。

日本共産党の提唱する十の市民道徳
①人間の生命、たがいの人格と権利を尊重し、みんなのことを考える。
②真実と正義を愛する心と、いっさいの暴力、うそやごまかしを許さない勇気をもつ。
③社会の生産をささえる勤労の重要な意義を身につけ、勤労する人を尊敬する。
④みんなの協力を大事にしながら、自分の責任は自分ではたす自立心を養う。
⑤親、きょうだいや友人、隣人へのあたたかい愛情を育てる。
⑥民主的市民(生活)に不可欠な公衆道徳を身につける。
⑦男女同権と両性の正しいモラルの基礎を理解する。
⑧次代をになう主権者としての自覚をたかめる。
⑨侵略戦争や暴力の賛美でなく、真の平和を愛好する。
⑩他国を敵視したり、他民族をべっ視するのではなく、真の愛国心と諸民族友好の精神をつちかう。


手作り磁気ループ

2015-07-24 07:08:21 | 日記

釧路市の磁気ループが新聞で報道され話題になっている。
高齢化で、耳の不自由な方が増えてくると、窓口の対応も大変になる。私も、高齢者とは大声で話す時がある。

高校時代、磁気ループを手作りしたことがある。

下手な絵だが、わかるだろうか。
家庭用の電源ケーブルを、部屋の四角を一回りさせて、片側をつなぐ。
もう片側をアンプの出力につなぐ。部屋を2回まわるループが完成する。部屋全体がコイルの中にある状態になる。
この部屋の中で、コイルをつくり携帯用の小型アンプにつなぐと完成。

物理の「相互誘導」、「相互インダクタンス」の原理である。

高校の物理で、なつかしい数式だと思う。i2 は2次電流。
部屋の中で、手に持つ小型アンプにつなぐコイルに発生する電圧である。これで部屋の中を歩き回っていても、イヤホンから聞こえる。

こうしたものを手作りで子どもたちに実験を行えば、喜ぶのではないだろうか。完成されたブラックボックスでは、わからない。

2年前の市議会で、高齢者や難聴者問題で質問を行った。
http://www2.plala.or.jp/ishiishi/tusin630.pdf

予算の問題で、現庁舎ではなく、新築する防災庁舎で設置するとの答弁であった。
こうした設備で、大声で話さなくてもOKになった。
2025年が高齢者人口のピーク。それとともに、気になるのが、ウォークマンやアイポッドを使った若い世代の耳。この世代が高齢化をむかえると難聴者がふえるのでは? との懸念がある。実際はどうなのか?

技術の進歩は高齢者や難聴者にとっても恩恵がある。

しかし、「相互誘導」の原理も、電磁カタパルト、電磁砲などに転用されれば、人の命を奪う兵器にもなる。
こちらは、「戦争法案」とともに、ごめんだ。


西部戦線異状なし

2015-07-23 06:20:27 | 日記

戦場では日々
多ぜいの若い兵士たちが
亡くなっているというのに
ラジオは同じ言葉を繰りかえす
「西部戦線異状なし」

女優、佐久間良子が唄う「リリー・マルレーン」の冒頭の詩。
CD「なかにし礼と12人の女優たち」から。

映画は1930年につくられ、アカデミー賞を受賞している。
DVDレンタルを借りて観た。

第1次世界大戦におけるドイツと連合軍の戦いを、ドイツの若者の視点からえがいている。
「愛国心」を強調する教師に感化され、われ先と志願する青年。
当時の「塹壕戦(ざんごうせん)」のすさまじさ。
クラスメートが次から次へと戦死していく。
ポールが塹壕で刺殺した敵兵のポケットからでてきた妻と娘の写真。
動揺するポール。
休暇をとって故郷に帰ったが、相変わらず教師は「祖国に殉じるのは、うるわしき名誉なり」、「祖国が呼んでいる、勇士を求めている」と、子どもたちを煽っている。ドイツが負けているとも知らずに。
傷ついたポールは再び西部戦線にもどり、古参兵のカットとともに、・・・・・衝撃的に幕を閉じる。

モノクロの映画で、CGもないが、すさまじい迫力である。
人が人と殺し合う。こういう事なんだ、とわかる映画でもある。

日本では学校現場で、やたらと「愛国心」教育が強調されはじめている。
安倍首相は、中国などの「脅威」を強調し、「安全保障環境の悪化」を訴えている。自衛隊の、シームレスな、切れ目ない対応が必要だと訴えている。
7年前、道東の矢臼別演習場で「カムイの砦総合戦闘力演習」が行われた。陸上自衛隊が「塹壕」を27キロも掘った。空からの写真まで示し、成果を強調していた。報道によると、この時、幕僚長は「穴を掘って施設を作り上げる訓練は、イラクで行ったような復興支援活動にも役立つ」と意義を述べたことが報道された。

なにやら「西部戦線異状なし」の映画がダブってくる。

「戦争法案」の実際の中身は、アメリカ軍と一緒に、世界中の紛争地帯に自衛隊員をシームレスに、切れ目なく、派兵するものとなっている。

あなたはまだ 帰らない
瞳をとじれば 聞こえるあの声
愛しい リリー・マルレーン
愛しい リリー・マルレーン

新たな「リリー・マルレーン」の歌をつくらせてはならない。


安全保障環境の悪化

2015-07-22 06:50:52 | 日記

「防衛白書」で強調している。
ほんとうにそうであろうか?

軍隊は、みずからの存立基盤を強化するためには、常に敵の存在を
強調しなければならない。国民にむかって「こんな危険がある」、
「戦闘機が、軍艦が」と強調したがる。でなければ、存在意義が薄
れてしまう。

しかし、国と国が、その国の人と人がきちんと交流していれば、ト
ラブルは大きくならない。さらに利害関係で対立したなら、やはり
話し合いである。

ユネスコ憲章は「相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史
を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信を起こした共通の原因であ
り、この疑惑と不信の為に、諸人民の不一致があまりにもしばしば
戦争となった。」
国連憲章とともに、人類の到達点である。

同時に、戦争によって巨額な利益を手にするものたちの存在も指摘
しなければならない。イラク戦争しかり。

「あぶない」、「危険が増えている」。
だから「軍事力」とそれを使う法整備だ、と・・・

今回の防衛白書は、「安倍白書」となっている。
「戦争法案」にそうとうなページをさいている。

軍隊は、常に「安全環境が変化した、激変した」と煽るのが任務と
なっているとしか思えない。
これにのせられてはならない。


ポピュリズム

2015-07-20 21:02:10 | 日記

安倍首相をはじめ、あいかわらず「戸締り」、「隣りの火事」論なる
ものを披露して、「戦争法案」の理解をすすめようとしている。
これほど国民をバカにしている話はない。

安倍首相は、ポピュリズムが大っ嫌いらしい。国を誤ると思っている
らしい。嫌われても国家のためには断固押し通す、その結果が「秘密
法」であり、今回の「戦争法案」である。

ポピュリズムは「大衆迎合主義」、「人気取り主義」と訳されている。
このの反対は、エリティズムであり、いわゆるエリート主義である。
「選良」と訳され、「自分は選ばれた人間」、「優秀な人間」なのだ
と思い込む主義である。

議員時代に、さまざまな要望で霞が関や国会議員に要請したりしたが、
時々感じることがあった。エリート主義は、私が嫌いな言葉に属する
から、といえばわかると思う。

安倍首相は祖父の代から、いわばエリート中のエリートといわれてい
る。それが「戦争法案」の説明に、「戸締り」や「隣りの火事」を持
ち出すこと自体、ポピュリズムではないか。

しかし、大衆はだまされない。
隣り近所と、強力な軍隊を持つ国家とは比較しようがない。
エリートがポピュラーな言葉で説明しようとして、逆に大衆をバカに
していると気が付かない。

安倍首相の20日にテレビで相変わらずやり取りできないまま、一方的
に「戸締り」、「隣りの火事」を持ち出したが、参加者から、「人の
家に火を放った側に組することもあるのでは」、「危険な現場で火事
に巻き込まれることもある」、「日本でテロ起きることもある」など、
集中砲火をあびていた。
しかしほとんど聞いていないのでは?

党創立93周年記念講演会に、瀬戸内寂聴さんがビデオメッセージをよ
せている。党と同い年の93歳の寂聴さんお元気な姿をみると、こちら
も元気がでてくる。
安倍さん、「人の言うことをきかないですもんね」「何か・・・」
痛烈な批判をしていた。

「法案」が通れば、そこのけそこのけ軍事が通る。
今、その入り口に立っている。


一括法案

2015-07-20 06:31:52 | 日記

最近、何本もの法律改正をまとめて一本にし、一気に改正
してしまうことが多い。
医療・介護の法案もひどかったが。今回の「戦争法案」も
ひどい。本来であれば、一つひとつ重要な法律であり、審
議も一つひとつしっかり議論しなければならない。
10本に及ぶ法律を、改正条文をまとめて一本にする。
とうぜん審議する議会もバラけてしまう。

議会の自殺行為だという指摘がある。その通りだと思う。
しかし、政府にとっては便利だ。無理な法案も押し通せる
から。
「効率」と「民主主義」は、ときには相対立するもの。

国の法改正によっては地方議会にも、いくつもの条例にか
かわるものが多い場合、やはり一括条例案として出される。
このときは大変。もとの条例を改めて読んだうえで、対応
しなければならない。
こうした一括法案、一括条例案というものは、議員にとっ
て時間がとられて大変であった。
ただ何もしない議員もいた。質問もせず、だまって賛成し
ても議員としての役割ははたしたことになる。

国会議員は、10本もの一括法案のもとの法律を読んでいる
のであろうか。いや10本+1本の法案そのものを読んでい
るのであろうか、という疑問が浮かぶ。

自民・公明の与党議員の「イエスマン」ぶりが、あまりに
も異常にみえるのは私だけであろうか。
異論が聞こえてこない。
まさか法案を読んでいないということはないと思うが?
また「日本が攻撃されたらどうするのか」などという単純
なマジックに引っかかっているとは思えないのだが?

一括法案。

議会にとって、民主主義にとって、いかがなものか。

今回は、これほど、雑で、あらっぽい「戦争法案」の問題
点を山盛りに残したまま、強行可決した自・公の議員の責
任は重い。

舞台は参議院に移るが、このまま廃案にするしかない。
それほどひどい法案である。


アメリカの見方

2015-07-18 07:28:21 | 日記

衆議院での「戦争法案」の強行可決。ニューヨークタイムズの報道
は見出しが「(戦後)70年、はじめて軍隊の戦闘を見込む」であっ
た。
Japan Moves to Allow Military Combat for First Time in 70
Years(7月16日)

「戦争法案」は戦後70年、外国で自衛隊がはじめて戦闘に参加すると
みている。
安倍首相は、このことを全く語らない。それどころか強行可決後、
「日本を取り巻く安全保障環境は、厳しさを増しています。この認識
の中において、日本国民の命を守り、戦争を未然に防ぐために、絶対
必要な法案であります。国民の皆さまの理解が深まっていくように、
党をあげて努力をしていきたい。ていねいな説明に力をいれていきた
い。」と述べた。

この安全保障環境の厳しさは、中国、北朝鮮のこと。
国民の命を守り戦争を未然に防ぐ、は軍事力でこそ平和の考えだ。
しかし、ねらいはまったく別だ。

「戦争法案」の最大の要は、アメリカの戦争に自衛隊が参加すること
である。法案の中身をみても、初めて「戦闘地域」に武器弾薬を輸送
し、戦闘機に給油すること、さらに「戦闘現場」にもアメリカ兵の救
出に米軍と一緒に自衛隊員が出動できること。
PKOに治安維持として自衛隊員を派遣できること。これでドイツなど
多くの戦死者を出している。

こうしたことに対して「リスクは増えないのか」といくら聞いても、
「リスクはないと申し上げてない」などと一般論に解消し、ゴマカシ
の連続であった。

アメリカの新聞記者の見方が正しい。
戦後70年、初めて自衛隊員が外国で戦闘に参加する。
憲法違反そのものではないか。

ところで、4月にアメリカ議会で「成立」を約束した安倍首相。その
せいか、来年度のアメリカ予算は、日本の「戦争法案」を前提に組ん
でいくとの報道が、「星条旗新聞」で報道されている。見出しで、
US defense budget already counting on Japan self-defense plan
米国防予算は自衛隊の計画を見込んでいる。(5月13日付)

これほど分かりやすいものはない。

軍事力で平和を守る。
いつかきた道でもある。

(英語の見出しをコピーし、検索欄に貼り付け検索をかけると、タイ
ムズ紙、星条旗紙のそれぞれの記事が見られる)


釧路市でも緊急抗議集会!

2015-07-17 06:58:16 | 日記

衆議院本会議で「戦争法案」が自民・公明だけの出席で強行可決され
た。
釧路市でも怒りの集会が開かれた。

150名が集まり、口々に怒りの発言が相次いだ。
なぜ今採決なのか。
60日ルールなのだそうだ。9月14日で60日目。
参議員で採決できなかったら、衆議院に「戦争法案」を戻して、再び
可決すれば成立!

なんということか!!

きのうは車の運転中に国会での公明党の議員の賛成討論を聞いていた。
この党は平和の党とは無縁だと思った。世界的に、歴史的に、宗教は
戦争を引き起こす勢力の一部になってきた。逆に反対する力にもなっ
てきた。いま宗教者も「戦争法案」反対に立ち上がってきている。

釧路市議会でも「戦争法案の慎重審議を」という意見書に否決討論を
行ったのも公明党議員であった。(結果は自民・公明で否決)
http://www.kushiro-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=19
21分から始まる。(横のスライドを動かし21分に合わせる)

反対運動をしている私たちを「観念的な平和」だとして批判している。
軍事力で平和は守れる。相手が悪いこと、攻撃をしかけてくる、だか
らこそ軍事力が必要だ。それを使える法律を。

ワルキューレがよみがえり、若き自衛隊員を選ぼうとしている。
  (ワルキューレの騎行が「地獄の黙示録」に使われている)
そして、「軍神」を抑えているクサリが外されようとしている。

しかし、それを繋ぎ止めようととしている力が大きく広がろうとして
いる。
舞台は参議院に移るが、明らかにされていない問題、あいまいな抽象
的な問題を、もっと暴露しなければ。

立憲主義を守るために。


多数決で民主主義が破壊されていく!

2015-07-16 07:22:08 | 日記

数々の不明な点、未解明な問題、とりわけ憲法違反という明確な問題が明らかになっており、国民の8割が「審議が不十分」と言っているのに。
安倍首相まで国民の理解がすすんでいないと漏らしたように、昨日の強行採決はどんでもない暴挙だ。
それを審議時間の問題にすり替えている。

まさに数のおごり!

なぜここまでアメリカに忠実なのか。

アメリカでは財政削減から米軍の4万人削減が報道されている。その肩代わりなのか。自衛隊の戦死者まで出す海外派兵の「戦争法案」。
沖縄の辺野古では1~2兆円ともいわれる当方もない建設費を日本の税金ですすめようとしている。
アメリカにとって笑いがとまらない。

議会制民主主義とは、選挙で多数を得た政党が、何でも数で議決することは想定していない。有権者は全権委任したわけではない。
少数会派の政党でも国民の意思を反映するために、議会での議論、審議がある。
学校で習わなかったのか?

多数決で民主主義が葬られた歴史がある。
ドイツのヒットラー時代だ。
選挙で多数をとり、「全権委任法」ともいわれている法律を通して、時では、世界でもっとも民主的な憲法が「法律」で停止させられた。
憲法の下にある法律が、憲法を覆すことになった。その結果が、第二次世界大戦であり、世界で6千万から8千万人ともいわれる途方もない人命が殺され、街は破壊されつくした。
日独伊三国同盟の進んだ道だ。

安倍首相は、戦前の日本が「美しい日本」であり、「武器の使用」はあっても「武力行使ではない」と世界で通用しない論理を公言している。
また、核兵器を保有しても憲法違反ではない、と平然と言い放つ政治家でもある(2002年の官房副長官であった安倍晋三)。
世界からは「極右」と評価されている。

自民・公明の歴史的責任が問われることになる。
今日は本会議、次は参議院。

止まれ!
反対の声が「燎原の火」のごとく広がっている。

歴史は同じように繰り返しはしない。