社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

17%の暴走

2015-12-29 07:27:45 | 日記

今年もまもなく終わろうとしています。
みなさんも何かと忙しさに追われていると思います。
今年の一番のホットなものは、「戦争法」の強行採決
ですね。
ほとんどの憲法学者が、元内閣法制局長官も、さらに
多くの専門家が「憲法違反」と指摘。自民党自身も長
年にわたって「集団的自衛権は認められない」として
きたものを、安倍首相はあっさりと認めてしまった。

有権者の17%(比例代表)しか支持されていない自
民党がここまで「暴走」するとは思わなかった人が多
かったのではないか。
安倍の「暴走」。
この言葉が躍った年であった。

公明党は、その安倍首相の暴走を加速させてきた。
いまや平和や福祉の看板は完全にはがれている。

民主党はいまだにブレている。「戦争法」廃止をきっ
ぱりといいきれない人たちがいる。

「暴走」といえば、釧路市議会の議長の「暴走」も
際立った年であった。

この1年の締めくくりの大晦日。
「立憲主義」の回復。「戦争法」の廃止。
来年は、これらを実現する「国民連合政府」の実現に
むかってまい進する年としたい。

年末年始は、このブログも休暇に入ります。


どんどん落ちる報道の自由!

2015-12-27 07:34:30 | 日記

日本の報道の自由度が急速にに落ちている。

 縦軸が180か国のなかの順位

国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が毎年発表
している世界の報道の自由度である。
安倍政権になってから急速に悪化している。

「アベ政治は許さない」というクリアファイル事件にみ
られるように、今の日本社会では安倍政治批判を許さな
いという風潮がつくられ、「息がつまる」といわれてい
る状況さえうまれている。大手マスコミの「御用化」、
「大本営発表化」と
対になって進行していのではないか。

そうした流れが、地方議会にひろがってきた。
まさか、この釧路市議会で起きるとは。

「もの言えば唇寒し」の本来の意味は、人間関係をよく
するものであるが、これが権力批判を抑える方向にすす
んでいることは恐ろしいことだ。

政治や権力機関にむかっての批判が、「釧路市議会広報」
に掲載されなくなるということは、何を意味するのか。

一昨日の釧路市議会の月田光明議長の記者会見は、「今後
も共産党
の質疑は全会派の合意が得られない限り『議会広
報』に掲載しない」と
いう宣言であった。
抗議をすれば「多数決で不掲載」となってしまう。
まさに「異常事態」といえる。

今後も市民ともに考えていきたい。


検閲宣言! これはひどい

2015-12-26 07:16:21 | 日記

今回の「議会広報不掲載」について、議長が記者会見を開いた。(以下、新聞報道)・議会広報は市議会が発行する以上、各会派が合意できるものを市民に伝える。
・どんな質問も議論なく載せることになると、意見が違う会派のイメージダウンになるようなことも掲載できる。
・議会広報には字数制限があるが、議事録は全文公開されている。
・現在は議会広報についてのルールがない。来年の2月議会で協議したい。

多くの人たちが営々と築ぎあげてきた「議会制民主主義」が、本当にわかっていない。

今回の具体的な問題を一般論に拡大解釈し「合理化」している。これでは、多数派が認めるものしか広報に掲載されず、多数派が意義をとなえれば「不掲載」が可能となる。
市民にとって、「与党広報」「市長広報」になってしまう。
とりわけ与党は、市長会派は、野党の質問を嫌う。
今後は、これを掲載しないとする宣言に等しい。

そもそも質疑の中身の全会派合意はありえない。

「会派のイメージダウン」というが、過去このようの問題があったのか。そうではなく「市長のイメージダウン」のことではないか。意図的にすり替えている。
全市民に議会の質疑を伝える「議会広報」。与党の意図的制限を、議事録全文公開によって「合理化」している。

議会広報のルール作りを行うというが、これは質疑の中身に介入するもので、まさに「検閲宣言」である。

あらためて「不許可」にされた質問項目を再掲載する。
梅津議員
流行語大賞に選ばれた「アベ政治は許さない」クリアファイルを「職員室の机の上に置いたのはだれか」という調査は適切なのか。
松永議員
市長が後援会から13年と14年で1,350万円も借入している。
その使途は。いつ返すのか。

このどこが「不適切」なのか。
議長や広報委員長にとって、これが市民に配られるのが、嫌なだけなのであろう。
いったんルールをつくれば、どんどん拡大解釈されていく。

「議会広報」が「広報くしろ」となる日が近い。

議長は、ことの次第がまったくわかっていない。いや理解しようとしていない。

釧路市議会基本条例」の前文の一部を掲載する。
釧路市議会は、市民の福祉の増進を図ることを基本として、市政の運営に関し二元代表制の一翼を担い、市の意思決定機関並びに市長その他の執行機関の監視及び評価機関として重大な責務があることを確認する。

そしてヴォルテールの言葉
「私はあなたの意見には反対だが、それを主張する権利は命をかけて守る」


ついに「不掲載」を決定!

2015-12-25 06:30:19 | 日記

昨日、議会広報委員会が開かれた。
冒頭から「代表者会議の意向で」と早期決着をはかろうと
したが、きちんと議論すべきであり、賛否をとるべきだと
なった。その結果、不掲載に賛成の議員は
 〇大越 拓也(新創クラブ)(副委員長)
 〇伊東 尚悟(自民クラブ)会派より代表者会議の意向で
 〇河合 初恵(公明党議員団)
 △岡田 遼 (市民連合議員団)退出・棄権
 ×村上 和繁(共産党議員団)掲載すべきだ
   金安潤子(市政進クラブ)委員長のため採決に参加
   で
きないが、この問題の原因者のため ◎

なんと3:1 棄権1で「不掲載」を決定。
会派では、共産党と自民クラブが「掲載すべき」。
市民連合議員団(民主を含む)、市政進クラブ、公明党議
員団、新創クラブが「不掲載」。議長は公明党所属。

ここまで議会が「堕落」していたとは驚きであった。

多数決で決めてはならないものがある。
これが市議会議員として、分かっていない。

大学や教員に問いたい。この人たちの「社会科」の教育はど
うなっていたのか。議会制民主主義のイロハがわかっていな
い。
とりわけ釧路の学力が低いと取り組んでいる議員が、議長を
入れると、なんと3人もかかわっている。

議会は、憲法や法律にかかわるものを多数決で決することは
できない。
(日本国憲法、地方自治法、釧路市議会基本条例など)

そもそも議会とは議論の場であり、その内容を広く有権者に
知らせ、判断をあおぐこと。それが代表者を通じて、市民が
政治に参加できる最低条件である。選挙だけが政治参加では
ない。

委員長や議長が気に入らないないものを、多数決で「不掲載」
にする。これでは「議会広報」ではなく「議長広報」であり、
広報委員会ではなく「検閲委員会」である。

安倍政治のもと、国会では、憲法に反することを平然と「多数
決」で決めて
しまう。この流れがいよいよ地方議会にも及んで
きている。

そして、与党の意にそわないものは、市民に知らせない。

ファシズムの言論抑制・弾圧は、多数決で静かに進行していく。
次は、「自粛」とむき出しの「弾圧」で。

これが戦前の流れではなかったか。(ドイツ、日本)

多くの人たちの努力でつくりあげてきた「議会制民主主義」。
これを守るための努力がいっそう求められている。

また釧路市議会における史上最大の「汚点」を回復するために、
この
問題をひきつづき追及していく。
でなければ、全国の議会に広がりかねない。

後日譚
その後、二転三転しながら最終的に掲載が決まりました。
これまでの経過は、いったい何だったのか?
言論の府である議会がどういうものなのか。
反省したのかどうかはわからない?
 解決したブログは
     → 掲載されました~議会広報 →


市議会における民主党の「異常」さ!

2015-12-24 08:40:01 | 日記

広報委員長、議長に端を発した「議会広報不掲載問題」
何が何でも「多数決」で押し通そうとしている。

「言論の府」である議会の質疑を、「市民の知る権利」
を潰してでも掲載しないという「暴挙」は絶対許せな
い。「言論」を議会の多数決で「知らせない」ことは
議会の自殺行為である。

自民党会派が「掲載すべき」となったのは議会人として
の良識の発揮である。

ところが「常軌を逸している」と批判していた民主が、
突然の方針の大転換。「大勢に従う」などとあいまいな
表現で、「不掲載」に賛成してしまった。

民主に何が起きたのか。

釧路市議会の歴史上、最悪の汚点を残そうとしている。

その汚点を残そうとしている議長の責任は重大である。

今日の午後3時から最後の「広報委員会」が開かれる。

議会のまっとうな姿を市民に示してほしい。
「議会基本条例」というすばらしい法律をつくってきた
市議会に期待したい。
そう願わずにはいられない。


釧路市議会で何が起きているか!

2015-12-22 07:26:16 | 日記

驚天動地・・・私はこんな気持ちだ!

寝返った民主、土壇場で良識を発揮した自民
昨日の代表者会議。
自民が「掲載すべき」となった。当然、これで多
となるはずだったのが・・・ここで。
最初は、掲載しないことに「断固反対」、その後
トーンダウン。
そして「大勢に従う」となった。
ということは、「掲載するな」と同義語。

何が起きたのか民主
この不可解な行動の民主に何が起きたのか?
いろいろ憶測が飛んでいる(・・・・・)

そもそも条例違反!
4年前、釧路市議会では地方自治法に準拠した「釧
市議会基本条例」(2011年3月18日)を全会一
致で成立させた。その第2条  →こちら→
(議会の活動原則)
第2条 議会は、次に掲げる原則に基づき活動しなけ
ればならない。
(1) 市民を代表する意思決定機関並びに市長その他
の執行機関(以下「市長等」という。)の監視及び
評価機関であることを常に自覚し、公正かつ透明で
市民にわかりやすい開かれた議会を目指すこと。
(2) 市民の多様な意見、専門的知見等を的確に把握
し、市政に反映させるための運営に努めること。

 「執行機関の監視」とは議会のチェック機能のこと。
では、今回の「議会広報」に掲載が予定されていた
原稿は次の文章です。

梅津議員
流行語大賞に選ばれた「アベ政治は許さない」クリ
ファイルを「職員室の机の上に置いたのはだれか」
いう調査は適切なのか。

松永議員
市長が後援会から13年と14年で1,350万円も借入し
いる。その使途は。いつ返すのか。

ともに市長、教育委員会の執行機関が行ったことへ
の監視、チェックであった。

なぜこの文言が「議会広報にふさわしくない」のか。
まったく理解できないし、完全に条令違反である。

言論の府である議会。そこで多数による「言論封殺」
は議会制民主主義の破壊行為である。
これを許せば、与党の気に入らない議会質問は、「議
会広報」に掲載されなくなる。
「検閲」、「言論封殺」、
・・・大変なことだ・・・

極右と言われる安倍首相を先頭に、秘密保護法、戦
争法、武器輸出解禁・・・
きな臭い動きが加速している。
自民党内部に「振り子」が消失した。
そして、ぶれる民主。

こうした流れが、地方議会にも色濃く反映している。
日本国憲法
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表
の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、
これを侵してはならない。

多数を得れば憲法をも、条例をも、違反しても憚らな
い議員たち。
とりわけ、議長と広報委員長の責任は重大である。
辞任に値する。

釧路市議会の正常化のため、ひきつづきがんばる決意
である。 


貧困率、さらに悪化

2015-12-20 07:38:28 | 日記

厚労省は18日、「相対的貧困率」の分析結果を発表した。
貧困率悪化の要因は、母子家庭や65歳以上の高齢者世帯
の悪化にあると分析している。

こちらをクリックして➡

きょうの朝日新聞に「子どもと貧困(シングルマザー)」
のドキュメンタリーが掲載された。

こうした人々の声が、安倍首相や自民・公明に届かない。
なぜなら、いっそうの規制緩和を進め、格差を拡大しよう
としとしているからだ。

数値と現実がリアルに交差できない政治家が増えている。
いや、現実そのものに目をむけようとしていない。

巨大な政治的変化の「きざし」がみえてきた。そして、
それを促進させるために、私たちは・・・


冬はつとめて

2015-12-19 07:41:15 | 日記

今朝も5時から配達。
雪がなく、星が落ちてくるほど澄みきっている。
やはり、冬の朝はよいものだ。

冬はつとめて・・・霜のいと白きも、

今年は雪がないので、霜への心情であるが、小生はいま
だこの心境には至っていない。

しかし、夜が明ければ現実界に。
釧路市議会の議会広報掲載拒否事件に対して、市民的怒
りがひろがっている。

誰が考えても「おかしい」と思う。
公開された議場で、ネットにも公開、さらに議事録とし
て、誰でも見られるようになっている議会の質問。

それを「議会広報」への掲載にあたって、委員長や議長
の「思い」で掲載拒否できるとなると、議会とはなんぞ
や? となる。

私は28人の議員中、18人が掲載拒否に賛同したことに、
よりいっそう議会の危機を覚える。
議会制民主主義とは、多数決とは、についての無理解、
そして曲解。
言論の自由を数の力で抑えても、なんら疑問を覚えない
議員がいることに。

「釧路市議会基本条例」は議員みんなで議論し、作り上
げた。まさか他でもでもつくったからわが街でも、では
ないことを願う。
この条例をつくったときの精神に立ち返るべきである。
その意味でも、議長と広報委員長の責任は重い。

やはり「わろし」である。
いや、優雅な古語など使っている場合ではない。
市議会の歴史上、「最悪」という言葉につきる。


議会基本条例の原点にもどれ!

2015-12-18 07:02:31 | 日記

釧路市議会議会広報不掲載問題が、全国ニュースになる
ほど、事態は深刻化している。

「議会広報」に掲載される議員の質問のQ&Aに対して
広報委員長がその内容に干渉し、不適切と判断すれば掲
載を拒否できるようになってしまえば、委員長のワンマ
ン、あるいは多数の名を借りた「独裁」となる。

今回は委員長の政治的姿勢がはっきりと反映したもの。
①「安倍政治は許せない」という文言はダメ
②市長の政治資金の問題点の追及もダメ

これほど政府と市長の与党的立場の表明がはっきりして
いるものはない。
当然与党は議会で多数だから、「多数決」を使えば拒否
できる。民主主義の原則である「多数決」が、民主主義
を破壊してしまうことになる。

これこそ「多数決」という名の議会制民主主義の破壊で
あり、委員長という立場の議員が、気に入らないと思え
ば、拒否できるとんでもない民主主義となる。

釧路市議会の定数28人中、なんと18人が不掲載に賛成し
ていると報道された。
議会制民主主義を理解しているのだろうか??

いまこそ「釧路市議会基本条例」の原点に立ち返るべき
だ。全議員が議論し、全会一致で可決したものである。

その前文には、
市民の福祉の増進を図ることを基本として、市政の運営
に関し二元代表制の一翼を担い、市の意思決定機関並び
に市長その他の執行機関の監視及び評価機関として重大
な責務があることを確認する。ここに、釧路市議会は、
公正かつ透明で市民にわかりやすい開かれた議会を目指
し、

政権や市長を批判したものが不掲載となれば、二元代表
制の体をなさなくなり、「市長その他の執行機関の監視
及び評価」が市民に広報できなくなることを意味する。

委員長が、自分の気に入らない議論を不掲載にすること
こそ、「議会のチェック機能」の放棄に等しい。

今からでも遅くない。
「釧路市議会基本条例」をもう一度、読み返してほしい。
市議会の歴史に「汚点」を残さないために。

緊急議会報告会
 12月20日(日曜日)午後1時30分~
 釧路市国際交流センター2階

ぜひご参加を。

ヴォルテールの有名な言葉をもう一度繰り返す。
「私はあなたの意見には反対だが、それを主張する権利
は命をかけて守る」
議会人あらんとする者の大原則である。


世にも不思議な「軽減」報道

2015-12-17 05:51:57 | 日記

まったくもっておかしな報道が続いている。
増税なのに「軽減税率」とは?

大手マスコミは、連日にわたって「軽減税率」報道で、
なにか庶民の生活が減税でよくなるのかと錯覚させら
れる。実態は増税なのに。

まだ10%増税にもなっていないのに、8%消費税の据
え置き品目をどうするか。生鮮食料品か加工食品も含
めるのか。

政府内部の自民と公明の争いを大々的に報道。あたか
も公明が減税に努力しているかのごとく。

正確にいえば「据え置き」である。

「詐欺」同然の報道である。
本来ならば、食品を8%から5%に下げることを軽減
と呼ぶ。

8➡10%で5兆4千億円の増税。軽減税率額は1兆円
なので、なんと4兆円の大増税である。

こうした歪んだ報道がつづく原因は、大手新聞社が消
費税10%増税の立場にたっているからである。
論説や社説で、財政危機には消費税増税しかないとい
うキャンペーンを展開してきたからだ。

そうしたなか、大企業は空前の大もうけ。内部留保は
300兆円越え。そのうえ法人税の大減税をやろうとし
ている。このため4兆円の大増税も吹き飛んでしまう。
お手柄の自民党には政治献金でお礼をしている。

人間は食費だけで生活しているわけではない、
実収入が月10万円を割り込んでいる低所得者は、すべ
て消費にまわる。
結局増税である。

軽減税率をいうなら、8%から5%にするのが当たり前
ではないか。

それより、10%増税をやめるのが先だ。
大もうけしているところから、きちんと税金をとるべき
だ。
これで増税の必要性はまったくなくなる。


え! 市長の政治資金の質問も削除?

2015-12-16 19:17:19 | 日記

議会のクリアファイル事件(4)

「アベ政治は許せない」の文言の「議会広報」への
掲載拒否に続いて、今度は松永議員の「市長の政治
資金をめぐる質問」も不許可にしようとする流れが
出てきた。

またまた。驚きの連続である。
どうなっているのか、釧路市議会!

どこまで「開かれた議会」に逆行するのか。
そして気に入らない議論は、「議会広報」から削除
してしまうという「傲慢」さ。

松永議員の質問は、市長の政治資金の記載漏れをつ
いたものであった。
市長が自らの後援会から2013年、14年に合わせて
1,350万円を借り入れたのに、毎年公表している「資
産公開」では「借入ゼロ」と報告されてた。

この指摘に対して、「忘れていた」、「報告書を訂正
する」となった。
自分が1,350万円も借りて、忘れていたとは、庶民に
とってはありえない話である。

政治家としての市長の政治資金は議会論議の重要な対
象であり、議会の監視・チェック機能として期待され
るものである。

松永議員は、これを「議会広報」に掲載するよう原稿
を提出した。

議会の多数会派の力で、これすら掲載を拒否する。
いったい、なんのための「議会広報」なのか。

あいた口がふさがらないとはこういうことだ。
市の「議会基本条例」の精神からも逸脱している。
ましてや自分たちの気に入らない質疑応答を、数の力
で、多数決で、市民に知らせないという暴挙以外、な
にものでもない。

議会制民主主義の「イロハ」さえ踏みにじる議員とは
いったい何者なのか。

「言論の府」と「議論の公開」は、水と空気のような
ものだ。

これを許したら、釧路市議会は全国の議会から「笑い
もの」になるであろう。
さらに、気に入らないものは、次から次へと規制され
ることにつながっていく。
自由と民主主義の名のもとに、絶対許されない。

12月20日(日)午後1時30分
  観光国際交流センター2階
緊急市議会報告会

ぜひ、ご参加を!


議会のクリアファイル事件(3)

2015-12-15 07:17:39 | 日記

「市民の知る権利侵害」

今朝の地元新聞の表題である。
事の発端は、広報委員長が各議員から提出された原稿を
みて、「アベ政治を許さない」という文言が掲載される
ことは、「政権を批判する文言で疑問を感じた」と意義
を唱えたことだ。

そして広報委員長が、議長に相談した。
ここで止まれば、大きな問題にならなかった。
議長から、共産党議員団の村上広報委員が突然呼び出し
がかかった。
内容を聞いて、びっくりしたのは当然だ。議会広報への
掲載の差し替えであったからだ。
この議長の行為こそ、議会人として、議会議論を市民に
広く知ってもらううえで、大きなミスをした。

完全に議長失格である。

梅津議員の質問は、道教委が「アベ政治を許さない」と
いうクリアファイルを所持しているかの調査を指示し、
その釧路市での実態についての質疑であった。
議会広報には、この「アベ政治を許さない」が当然入る。
でないと質疑応答の意味がなさなくなる。

言論の自由は、長年にわたって人類が築いてきた到達点
である。
憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表
現の自由は、これを保障する。
 2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、こ
れを侵してはならない。

ここに至るまで、どれほどの血が流されてきただろうか。
日本共産党も戦前、弾圧され、命を奪われてきた歴史が
あるからこそ、重大問題にしている。

議事録にも掲載される議論。この内容を、要約を議会広
報に掲載することに、政権批判があるから不適切だとい
う感覚が大問題である。

さらにこうした項目の内容を、議会の多数で削除するこ
とは議会の自殺行為である。

これが許されれば、議長の気に入らないものは、多数で
削除できるということにまで発展する。

私は「恥を知れ」と言いたい。
事の重大性を理解しない議員が、なんと多いことか。

「物言えば唇寒し」という状況がひろがっている。
道教委の指示で、学校でも物が言えなくなっている状況
が広がっている。
それも学力テストの点数アップという至上命題によって。

埼玉では、九条の詩が公民館だよりへの掲載を拒否された。
美瑛町では、平和を考えようというチラシそのものが自民
党の批判を受けて撤回し、理事の辞任に発展したと今朝の
ニュースに流れた。

戦前の足音が確実に大きくなっている。


ヴォルテールの名にかけて、許されない

2015-12-14 06:54:11 | 日記

驚くべき「事件」であった。
言論の府である議会での議論。市民の公開の場での質疑
応答により、行政のあり方・問題点を明らかにし改善を
はかっていく。議会制民主主義の「イロハ」である。

地方においても安倍政治、アベノミクスは色濃く反映し
ている。「秘密法」、「戦争法」、「地方創世」など、
地域住民を巻き込む重大な問題である。地方議会ならで
はの議論が期待されている。

安倍政治の賛否も当然のごとく議論される。

そこで、なんと、「アベ政治はゆるさない」という文言
が、「議会広報」に掲載されることはダメだとなった。

議会広報委員長が、この質疑応答を載せるのは「議会広
報にふさわしくない」と疑問を感じて議長に相談したと
のこと。

なんと、なんと議長も承認し、差し替えを共産党議員団
に要請してきた。

議長は議員歴20年を超える大ベテランである。
広報委員長は2期目の4年を超えたばかりである。

当然、議長としては広報委員長の疑問を、議会のそもそ
論から説いて解消する責任がある。

にもかかわらず、一緒になって「アベ政治は許さない」
の質疑応答を議会広報から削除させようとした。

国政の与党の立場から、気に食わないのはわかる。だか
らといって、削除させるとは何事か?
公序良俗、事実に反することなら、議会の場で「議事録
削除」となる。
当然、議事録に掲載される項目のなかから、何を「議会
広報」に載せるかは、議員の自由である。

過去、「議会広報」に、議員の質問項目を気に食わない
から
と、こんな横やりが入ったことは、私は聞いたこと
がな
い。

私は、たとえ「安倍政治はすばらしい」との議事録を、
報に掲載されても、それは議会での議論であり、それ
をも
し「掲載拒否」という事態になれば、断固反対する。

「私はあなたの意見には反対だが、それを主張する権利
命をかけて守る」
ヴォルテールの有名な言葉だ。
そして議会の「イロハ」ではないか。

「議会広報」から削除することに賛成した議員は他にも
何人かいる。
共通しているのは、「基礎学力」問題に熱心に取り組ん
でいる議員だということがある。

当然、道教委の「クリアファイル問題」が念頭にあった
のであろう。
それを、市議会にまで適用するとは、「唖然」としかい
いようがない。

子どもの基礎学力うんぬんする前に、自らの「社会科の
基礎学力」の欠落を自覚すべきではないか。
議会は、よいこの学級会の延長ではない。(先生=安倍
政府)
私はいまだに怒りがおさまらない。

ファシズムの足音は、庶民の善意によって響いていく。
社会の閉塞感が増大しているなか、マスコミにおいても、
政権批判は許さないという雰囲気が、圧力が、増大して
いる。

NEWS23の西井氏への辞任要求が産経、読売の意見広告
で行われた。これも異常事態だ。

権力からの「スラップ訴訟」も起きている。

議事録からの「議会広報」への掲載拒否を、多数決で決
めることは議会制民主主義の破壊である。

これを許せば、委員長・議長にとって都合のよい「広報」
になってしまう。いわゆる多数決による「私物化」である。

今回の問題は、根が深い。
だからこそ、議長と広報委員長に「不信任案」を提出した。

議長不信任案には、自民党会派も賛成した。意見は違うが
議会人の良識をあらわしたのではないか。
情けないのは民主党会派である。なぜ否決したのか。

いずれにしても、「事は重大」である。
議会制民主主義を守るために。
ファシズムの足音のひとつを消すために・・・


「言論の府」の自殺行為

2015-12-12 07:46:56 | 日記

議会は「言論の府」と呼ばれている。
市民のさまざまな意見・要望を、議員は代表して議会
で議論する。当たり前のことであり、その自由が保障
されてこそ議会である。

ところが、釧路市議会で「言論の府」の自殺行為とも
いうべきことが起きた。
驚くべきことだ。

釧路市議会の12月定例会の最終日は昨日であったが、
終わったの今朝の2時過ぎであった。深夜午前まで議会
が延長されたのは何十年ぶりであろうか。

私も事務所で待機状態で、帰ったのは3時であった。
この日は5時から配達があるため、寝たのは2時間?

事の発端は、議会だよりに掲載する議員の質問事項に
対して、掲載を認めないとイチャモンをつけたからだ。
こんなことは、私の議員時代に聞いたことがない。

言論の自由と民主主義にとって、大問題である。
内容は道徳に反する、公序良俗に反する議題ではない。

質問の中身は、道教委の「クリアファイル」事件であ
る。これは労働組合の活動の自由の問題であり、働く
人の生活を守るうえでも、安倍政治の規制緩和、派遣
労働の自由化などに反対することは労働者の生活を守
るうえで重要な課題だ。同時に労働組合の自主的で、
自由の問題だ。

これを取り上げた質疑応答が議会だよりに「ふさわし
くない」と多数で押し切ろうとした。
まさに議会の自殺行為である。

自分たちの気に食わない質疑を掲載させない。なんと
卑小な、いや、自由と民主主義への無理解か。
多数決は民主主義のひとつの形態であるが、多数決で
決めてはならないものがある。これがわかっていない。

この背景に、安倍首相の「強引な政権運営」が、地方
議会に暗雲を投げかけているのではないか。
政権批判は許さない、という圧力である。

政権の「驕り」の影響が、地方議会にも・・・


「行間」を読まない

2015-12-11 07:00:46 | 日記

朝のNHKラジオで、フードファディズムで
有名な高橋久仁子さんがでていた。
食品と健康のお話であったが、表題が「行
間を読まない」であった。

最初は何のことかわからず、興味を持って
聞いた。

「行間を読む」とは、さまざまな文学でい
われ、あたりまえのこととなっている。
それを「読まない」とは?

あっ、とわかった。
なんのことはない。つね日ごろ感じている
健康食品のCMのことだった。

「効能」をうたうと「医薬品」となり、禁
止されている。最近は規制緩和で「特保」
としてOKとなっているが。

CMは短いフレーズで心にのこり、その言葉
の後に、〇〇〇の効くと思い込むことだった。
絶対に「効く」とは言わない。
言わないが、勝手に「行間」を呼んで「効く」
と思ってしまう。
みなさんも経験していると思う。

ひるがえって政治の世界はどうであろうか。
「小泉政治」以来、ワンフレーズ政治家が目
立っている。
大阪の橋下政治にも共通しているのではない
か。

くわばらくわばら。

政治の世界で「行間を読まない」ためには、
彼らのフレーズだけではなく、実際の行動を
含め、しっかりと読み込むことだ。

「戦争法」を「より平和になる」と強行した
安倍首相。消費税増税なのに「軽減税率」と
あたかも庶民に恩恵があるように思わされる
・・・

「行間を読まない」ことに心がけよう。